内容説明
伝説の女騎士、アランナを母に、王国のスパイを束ねる元盗賊の王、ジョージを父にもつアリー。スパイになりたいと願いながらも両親に認めてもらえず、家を飛び出したアリーだったが、途中で海賊に捕まり、敵国コパー諸島に奴隷として売り払われてしまう。売られた先は、王の寵愛を失い離島へ追放されたバーリタン家。一家に奴隷として仕えることになったアリーは、ある日、きまぐれな神キプリオスと出会う。神は言った。「おまえが、バーリタン家の子どもたちを夏のあいだ生かしておけるか、賭けをしよう」なぜ神はアリーにそんな賭けを申し出たのか。一家には、どんな秘められた謎があるというのか。アリーはその謎をつきとめるべく、神との賭けに乗った。じつはコパー諸島には、先住民族“ラカ”と征服民“ルアリン”との血塗られた歴史があった。そして“ラカ”たちのあいだには、いつの日か「約束されし者」が現れる、という言い伝えがあった。この島で、なにかが起ころうとしているのだ。ついに幕は切って落とされた。アリーの待ち望んでいた冒険が、いまはじまる。
著者等紹介
ピアス,タモラ[ピアス,タモラ][Pierce,Tamora]
ニューヨーク在住のアメリカで人気の十代の子ども向けファンタジー作家。1954年アメリカ、ペンシルバニア州に生まれる。ペンシルバニア大学を卒業。ラジオ製作会社のチーフライター、銀行や広告業での秘書など、さまざまな仕事についた後、作家になる。彼女の作品は、各国で翻訳され、世界中から愛されている
本間裕子[ホンマヒロコ]
1962年、東京に生まれる。青山学院大学大学院博士課程後期課程満期退学。現在は大学で英語を教えるかたわら翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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一条梓(アンフィトリテ)
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