出版社内容情報
古代より「マツリゴト」には「政治」と「祭事」の二つの意味があった。そして、為政者たちは戦争や災害などの重要な局面において、「予言」を用いることで、自らの決定を推進してきた。また「予言」は時として、大衆に熱狂をもたらし大きな社会変革をもたらすこともあった。本誌は『古事記』に書かれた予言から、オウム真理教の事件へとつながった『ノストラダムスの大予言』まで、日本の歴史を変えた「予言」についてひもとく。
【監修】
島田裕巳 (しまだ ひろみ)
1953年、東京都生まれ。作家、宗教学者。東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任し、現在は東京通信大学非常勤講師。現代における日本と世界の宗教現象を幅広くテーマとし、盛んに著述活動を行っている。主な著書に『最強神社と太古の神々』(祥伝社)、『なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか』(幻冬舎)、『教養として学んでおきたい神社』(マイナビ出版)などがある。



