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出版社内容情報
カンボジアで子供のために寺子屋を作る日本人。
いまだ内戦の爪あとが残る国・カンボジアで、現地の子供たちのためひとりで寺子屋づくりに取り組んでいる日本人・栗本さんを訪ねた。
カンボジアは、長い内線の末、いまだ復興のただなかにあるアジアの国だ。しかしその復興もまだ、国境近くの村の教育までは、行き届いていない。それどころか、地雷がまだいたる所に埋まっている状態だ。それをまのあたりにしたひとりの日本人が、人生をかけてカンボジアのこどものための『寺子屋』づくりに取り組んでいる。彼の名は、栗本英世。カンボジアの中でもタイとの国境に近く、難民が大量に行き場もなくつどった町・ポイペットで、たったひとりのNGOとして活動している。
▼栗本氏は、よりたくさんのこどもに教育を受けさせたいと、『寺子屋』を作り、その運営全般をしている。何もない地雷原のそばに、建物を建て、先生を雇い、先生自身を教育し、そして生徒を集める。時には、不衛生ゆえの疫病にかかり、命までかける。その姿を丁寧に描き出し、本当のボランティアとはなにか。彼を突き動かすものは何なのかを見つめるノンフィクション。
[1]はじまりは一本の電話
[2]国境をこえて
[3]宿舎へ
[4]寺子屋は、いま
[5]ベランダの語らい
[6]さまざまな寺子屋
[7]笑顔よ、もどれ
[8]ベランダの語らい
[9]難民が生まれている
[10]小さな芽よ、育ちゆけ
●あとがき・その後のポイペット
内容説明
日本でひらがなが読めない大人はいない。でも、カンボジアのポイペットという町では20%ぐらいの人しか、文字が読めない。なぜなら教育をうけたくてもうけられない現実がそこにあるのだ。カンボジアの中でも、難民がたくさんながれてきたポイペットの町でひとりで「寺子屋」をつくりはじめた栗本さんを現地に訪ねた。小学上級以上。
目次
1 はじまりは一本の電話
2 国境をこえて
3 宿舎へ
4 寺子屋は、いま
5 ベランダの語らい
6 さまざまな寺子屋
7 笑顔よ、もどれ
8 ベランダの語らい
9 難民が生まれている
10 小さな芽よ、育ちゆけ
あとがき・その後のポイペット
著者等紹介
今関信子[イマゼキノブコ]
1942年東京都に生まれる。東京保育女子学院卒業。幼稚園教諭をへて創作活動に入る。現在は、児童文学とともに、広く子供の遊び、文化、生活に関心をもちながら活動している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。