内容説明
犯罪をした人たちはルールを守れない?再犯を防ぐためにはコントロールしなければならない??相手を無理にでも変えようとすると、援助的なかかわりがうまくいかず相手との関係自体が崩壊することがある。そのような問題を回避するためには当事者と援助者に「共助する関係」が必要である。
目次
第1部 導入編 「共助する関係」という提案
第2部 物語編 「共助する関係」の形成・維持の基本(本心はなかなか言えない―本人の事情に配慮し、周囲の事情に注意する;怒っている人は困っている人―正論で相手を説得しようとしない;コントロールではなくコミュニケーションを―安心・安全な空間を用意して、感情よりも内容に注目する;相手の考えや行動は、自分の期待と違っていて当然―状況を客観視してみる;他人の問題点は目につきやすい―トラブル時こそ非審判的態度を保つ;自分で決める、という経験の意味―自己決定を支援して、尊重する;言いたくないこと、言えないことは誰にでもある―秘密を守る)
第3部 発展編 「共助する関係」に役立つ知識(援助にあたっての原則;当事者を理解するための視点;援助者が自己理解を深めるためのヒント)