内容説明
ロイヤルファミリー…。ヨーロッパの王室の歴史を紐とくと、優雅で華麗な響きのする言葉とは裏腹に、陰謀と愛憎渦巻くドラマが展開されていることがわかる。本書では、イギリス、フランス、スペイン、オーストリア、ロシア、などヨーロッパ各国の王室の歴史を豊富なエピソードをもとに紹介する。複雑に絡みあった系譜と巨大な血縁ネットワークの中でおきた抗争を詳説。
目次
第1章 イギリスの王室
第2章 フランスの王室
第3章 スペインの王室
第4章 ドイツの王室
第5章 オーストリアの王室
第6章 ロシアの王室
第7章 ヨーロッパのそのほかの王室
著者等紹介
川原崎剛雄[カワラサキタケオ]
1941年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士課程中退。筑波大学附属高校や駿台予備学校などで講師として日本史・世界史を約30年教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ともとも
33
多くのヨーロッパの王室が存在し、興亡を繰り返していく。 ヨーロッパの王室だけでなく、ヨーロッパの歴史も伺えて、戦いと外交と人間関係などと、 少しきな臭く、怖くもあるのですが、人間や歴史を学ぶ上で、 いろいろと為になったり、考えさせられたりで、興味深いこともあり… それによって、ヨーロッパの王室が、ヨーロッパやヨーロッパの歴史を作り上げてきたのだなぁ~としみじみ思わされてしまいました。2016/07/31
nAo
4
ざっと知るにはちょうど良い。2014/01/06
桜子
4
世界史を習ったのはもうずいぶん昔のこと。正直、記憶にございません!・・・な私にとって、大変頼りがいのある事典となりました。のっけからゲルマン人の記述でビビりが入りましたが、各国の王室の系譜だけでなく隣国との関係、思想、国民感情、果ては神聖ローマ帝国の仕組みまで即席で分かってしまうのはうれしい限りです。ここから更に突き詰めて世界史を学んでみようと思いました。専門書を読んで混乱しても、本書でざっと時系列を俯瞰的に確認できるので、重宝しています。2011/04/16
チューダー
3
古本屋さんでたまたま手に取った本。でも出会って良かった。ヨーロッパ全般を広く浅く。ん?と思ったらネットで検索しながら読み進めるので時間がかかった…おかげで、今ではイギリス史しか興味がなかったけど、その中に出てくる他国の王家が少し把握できたかな。これを機に、もう少し掘り下げてある本も読んでみたい。2014/02/03
フブキ
3
家系図あって助かった。あちこち繋がってるわ同じ名前の人多いわで混乱しまくり。と思っていたら、156Pに「人名がややこしくて頭が破裂しそう」というコラムが載っていて、そりゃ専門的に研究している人の方が混乱するよなと笑ってしまった。ロシア王室の話はあまり読んだことが無かったので、いい勉強になりました。2012/11/11