内容説明
数多の戦の舞台として苛酷な歴史を持つセルビアの首都・ベオグラード。ドナウ河に繋がる支流をめぐり、時間の旅がはじまる―
目次
プロローグ―セルビアの小さな旅 ドナウにそそぐ水たち
旅がはじまろうとしている
地球は震えている―東京からベオグラードへ
秋の海、ではなく―ドナウをくだりスメデレボの古城へ
石、風、火―ドナウをわたりルーマニアへ
村、水、炎―モラバ川をたどってゴロビリュへ
橋と子供―サバからドナウへ哀しみは流れ
鳩たちの砦―ドナウをくだり古城ゴルバッツへ
廃屋のある情景―ミロブシティツァ川をたどりルタニ山へ
移動の詩人ベンツロビッチ―ラーチャ川からドナウへ
寒い日々の物語―ドナウをのぼりノビサドへ
円卓会議の故郷―ドナウをのぼりスレムスキー・カルロウツィへ
『ドリナの橋』へ船の旅―ドリナ川をのぼりビシェグラードへ
茜色の大聖堂―イバル川をたどりジチャ修道院へ
水の妖精―ドナウをくだりレペンスキー・ビルへ
はるかな薔薇色の国―サバ川の岸辺から
丘に眠る人々―ドリナ川をたどりバリェボへ
水のはじまり―ドリナ川からターラ山の水源をたどって
骸骨の物語―ニシャバ川をたどりニーシュへ
大地は力を尽くして―ドリナ川をわたりロパレ町へ
聖なる水とクジャク―ドナウをたどり東セルビアへ
ベオグラード物語―ドナウがサバ川と出会うとき
人形たちの声―バニツァ強制収容所記念館にて
子供と小鳥―ドナウに浮かぶ大戦争島から
エピローグ
著者等紹介
山崎佳代子[ヤマサキカヨコ]
詩人、翻訳家。1956年生まれ、静岡市に育つ。北海道大学露文科卒業。サラエボ大学文学部、リュブリャナ民謡研究所留学を経て、ベオグラード大学文学部にて博士号取得(比較文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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