ドナウ、小さな水の旅―ベオグラード発

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ドナウ、小さな水の旅―ベオグラード発

  • 山崎 佳代子【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865283549
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0098

内容説明

数多の戦の舞台として苛酷な歴史を持つセルビアの首都・ベオグラード。ドナウ河に繋がる支流をめぐり、時間の旅がはじまる―

目次

プロローグ―セルビアの小さな旅 ドナウにそそぐ水たち
旅がはじまろうとしている
地球は震えている―東京からベオグラードへ
秋の海、ではなく―ドナウをくだりスメデレボの古城へ
石、風、火―ドナウをわたりルーマニアへ
村、水、炎―モラバ川をたどってゴロビリュへ
橋と子供―サバからドナウへ哀しみは流れ
鳩たちの砦―ドナウをくだり古城ゴルバッツへ
廃屋のある情景―ミロブシティツァ川をたどりルタニ山へ
移動の詩人ベンツロビッチ―ラーチャ川からドナウへ
寒い日々の物語―ドナウをのぼりノビサドへ
円卓会議の故郷―ドナウをのぼりスレムスキー・カルロウツィへ
『ドリナの橋』へ船の旅―ドリナ川をのぼりビシェグラードへ
茜色の大聖堂―イバル川をたどりジチャ修道院へ
水の妖精―ドナウをくだりレペンスキー・ビルへ
はるかな薔薇色の国―サバ川の岸辺から
丘に眠る人々―ドリナ川をたどりバリェボへ
水のはじまり―ドリナ川からターラ山の水源をたどって
骸骨の物語―ニシャバ川をたどりニーシュへ
大地は力を尽くして―ドリナ川をわたりロパレ町へ
聖なる水とクジャク―ドナウをたどり東セルビアへ
ベオグラード物語―ドナウがサバ川と出会うとき
人形たちの声―バニツァ強制収容所記念館にて
子供と小鳥―ドナウに浮かぶ大戦争島から
エピローグ

著者等紹介

山崎佳代子[ヤマサキカヨコ]
詩人、翻訳家。1956年生まれ、静岡市に育つ。北海道大学露文科卒業。サラエボ大学文学部、リュブリャナ民謡研究所留学を経て、ベオグラード大学文学部にて博士号取得(比較文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ケイティ

25
セルビア在住の詩人による、ドナウを12年間にわたり旅した紀行エッセイ。栄華と支配、抑圧を繰り返し、戦火に見舞われ続けたバルカン半島の国々。彼女が旅先で出会う人々には、壮絶な歴史背景とは切り離せない生き様を感じさせる。ヨーロッパの大動脈であるドナウ河だが、その支流で営まれるささやかな生活の息吹が伝わってくるよう。慣れない地名ばかりでなかなか進まなかったけど、手放したくなく読了。左右社のnoteでも一部公開されています。https://note.com/sayusha/m/mb0a36e6352d12023/03/14

kankoto

10
セルビア、ベオグラード在住の詩人、山崎佳代子さんがドナウ河に繋がる支流の河、街を巡る。読んでいる私は彼女の視線に乗っかって旅する。その景色と出会った人々を思い浮かべ想像しながら。 私はセルビアという国について殆ど知らなかった。この作品には繰り返し繰り返し太古からのこの地方の歴史が語られる。そこに著者の思いがある。 遠い国の歴史を生きてきた人々、彼女の目を通してその人々の辿ってきたものを思う。それにしてもこの地方で歴史の重なりの中でなんと多くの人々のいのちが奪われた事だろう。2023/07/05

チェアー

6
自分が何を失ってきたのかを教えられるような気がした。得てきたものもあったはずなのに、あのミルクの味や、草いきれの匂い、月の光、それらはどこに行ってしまったのだろう。歴史の中で果てて行った人々の姿を目の前にして、自分はどんな歴史の一部になろうとしているのかと思う。 地図と年表、写真があればもっと文章のイメージも的確になったと思い、残念。 2023/03/03

KT

0
「群青の闇に鐘が響きわたり、黒衣の修道女が次々に聖堂に集まり、円蓋の窓が暁の空を切り取る。(中略)儀式が終わるころ、天蓋の窓は明るんで、朝が訪れていた。」(p.136)2024/01/05

noa

0
図書館本。はまらなかったので途中まで。2023/03/10

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