出版社内容情報
軽妙なフレーズにこめられた生き方のヒント。
励まし・智恵・真理の宝石箱――田辺流・生き方のヒントが、人生を明るくします。NHK「芋たこなんきん」の世界のエッセンスが凝縮。
「死んだときに『ええ子やったなァ。あれは』とまわりが言ってくれるというのが、人間の仕事みたいな気がするわ」「女というのは、(ウソだ)と思っていても、酔わされるのが好きなんである」「女にとってグチをいいあう相手のないのはじつに不幸なことだ」――小説の中で、男や女が<やっさもっさ>の最中、フト思いつくこと。ストーリーの脇道にあるけれど、なぜか心に残る言葉。それらの中に、思わずドキリとする真理や、心がほっこりする励ましや、「そうか!」と膝を打つ智恵がある。
▼<女のおっさん>こと作家・田辺聖子は、文学活動50年を
●第1章 人間 ~この世には二種類の人間がいる
●第2章 女 ~女は皆、認められたいもの
●第3章 男 ~男の自尊心は風船玉のよう
●第4章 男vs.女、女with男 ~熟れた木の実のように落ちるところへ落ちよ
●第5章 夫婦 ~夫婦には優しいウソが必要
●第6章 家族 ~血のつながりには肌温かな逃げ道がある
●第7章 オトナ ~異性と真に仲良く暮らせるのは……
●第8章 言葉 ~すべてこの世は、「ホントはそやけど」
●第9章 恋愛 ~手放したくない、それが愛ということなのかも……
●第10章 現代 ~今
内容説明
「死んだときに『ええ子やったなア。あれは』とまわりが言ってくれるというのが、人間の仕事みたいな気がするわ」「女というのは、(ウソだ)と思っていても、酔わされるのが好きなんである」―“女のおっさん”こと作家・田辺聖子の小説やエッセイの中から、ひときわ光るフレーズを厳選。鋭い洞察、洗練されたユーモア、温かい励まし…などが凝縮された、生き方のヒント集。人生が明るくなります。
目次
人間―この世には二種類の人間がいる
女―女は皆、認められたいもの
男―男の自尊心は風船玉のよう
男vs.女、女with男―熟れた木の実のように落ちるところへ落ちよ
夫婦―夫婦にはやさしいウソが必要
家族―血のつながりには肌温かな逃げ道がある
オトナ―異性と真に仲良く暮らせるのは…
言葉―すべてこの世は、「ホントはそやけど」
恋愛―手放したくない、それが愛ということなのかも…
現代―今日びの人は…
老い―七十やからこそ、タガをはずしますのや
人生―長い道程、ときどき小石を蹴ったりして遊ばないと
人の世の流儀―「たかが…」のために骨身を削る
著者等紹介
田辺聖子[タナベセイコ]
1928年(昭和3年)、大阪生まれ。樟蔭女子専門学校国文科卒業。64年、『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)』で芥川賞、87年、『花衣ぬぐやまつわる…』で女流文学賞、93年、『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞、94年、菊池寛賞を受賞。95年、紫綬褒章を受章。98年、『道頓堀の雨に別れて以来なり』で読売文学賞、泉鏡花文学賞、井原西鶴賞特別賞を受賞。2000年、文化功労者に顕彰される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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