出版社内容情報
信玄が懐刀として頼んだ隻眼の謀将の謎に迫る。
武田信玄の懐刀にして、軍略と築城の名手として知られる山本勘助。奇策を用い、川中島の戦いなどで奮戦した、隻眼の謀将の謎に迫る。
戦国時代には、さまざまな武将が登場し、活躍する。その一人である山本勘助は「稀代の軍師」として名が高い。甲斐の戦国大名・武田信玄に仕え、軍事作戦の立案や築城に才能を発揮したという。
▼しかし、その実像はというと、謎の部分が多い。出生地はどこなのか? 青少年時代をどのように過ごしたのか? 剣の腕前はどの程度だったのか? どのような経緯で武田家に仕えるようになったのか? 妻や子供はいたのか? 等々である。
▼本書は、そんな謎多き山本勘助の実際の姿を明らかにすべく、101の項目からアプローチしたものである。
▼生い立ちや武芸のこと、仕官にまつわる逸話、参加した合戦、築城に関わった城、甲州流軍学、そして戦死した川中島の戦いの内幕などの実際を記述する。
▼巻末に資料編として略年表、関係人物、関係史跡が付けられた本書は、今もなお多くの日本人の心を引きつけてやまない山本勘助という人物のすべてが網羅された一冊といえる。
●序章 山本勘助の実像をめぐる謎
●第1章 勘助の〈出自&私生活〉をめぐる謎
●第2章 勘助と〈武芸流派〉をめぐる謎
●第3章 勘助と〈今川家〉をめぐる謎
●第4章 勘助の〈武田家仕官〉をめぐる謎
●第5章 勘助の〈智謀〉をめぐる謎
●第6章 勘助の〈奮戦〉をめぐる謎
●第7章 勘助の〈築城〉をめぐる謎
●第8章 勘助と〈甲州流軍学〉をめぐる謎
●第9章 両軍の〈対陣〉をめぐる謎 ――激闘! 川中島の戦い〔前編〕
●第10章 勘助の〈最期〉をめぐる謎 ――激闘! 川中島の戦い〔後編〕
内容説明
稀代の軍師・山本勘助。彼は、青壮年期の大半を兵法修行の旅に費やし、その後、甲斐の戦国大名・武田信玄に仕えて、作戦の立案や築城にその才能を発揮する。本書は全体を101の項目に分け、勘助の生い立ちや武芸、仕官にまつわる逸話、参加した合戦、築城に関わった城、甲州流軍学、そして戦死した川中島の戦いの内幕を記述する。まさに、勘助のすべてが詰まった一冊。
目次
序章 山本勘助の実像をめぐる謎
第1章 勘助の“出目&私生活”をめぐる謎
第2章 勘助と“武芸流派”をめぐる謎
第3章 勘助と“今川家”をめぐる謎
第4章 勘助の“武田家仕官”をめぐる謎
第5章 勘助の“智謀”をめぐる謎
第6章 勘助の“奮戦”をめぐる謎
第7章 勘助の“築城”をめぐる謎
第8章 勘助と“甲州流軍学”をめぐる謎
第9章 両軍の“対陣”をめぐる謎―激闘!川中島の戦い(前編)
第10章 勘助の“最期”をめぐる謎―激闘!川中島の戦い(後編)
著者等紹介
川口素生[カワグチスナオ]
歴史研究家(専攻は戦国・江戸時代)。1961年岡山県生まれ。岡山商科大学、法政大学文学部史学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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