講談社文庫<br> チェインギャングは忘れない

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講談社文庫
チェインギャングは忘れない

  • 著者名:横関大【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2014/10発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062778329

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内容説明

五人の受刑者が脱走した日、彼女は、記憶喪失の青年と出逢った。毎年クリスマスに女性を襲う連続殺人鬼「サンタクロース」。犯人を逮捕できないまま、次の犯行日を三日後に控えたある日、一台の護送車が襲われた。脱走したのは別の事件で逮捕されていた五名の受刑者。その直後シングルマザーのトラック運転手・早苗は一人の青年と出逢う。記憶喪失だという彼の正体は。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

319
横関大さんの第3作は多少うまく行き過ぎの感じはありますが今回もハッピーエンドで幕を閉じて最後まで安心して読める大人のファンタジーみたいな小説ですね。タイトルの意味は終盤まで全く不明ですが気にせずどんどん読みましょう。冒頭で地下鉄銀座線で別々の高校に通学する男女、修二と早苗が会い修二が家庭の事情により広島へ行く事となり最後に俺早苗ちゃんが好きだったんだと告白して二人は別れます。月日は流れ一人息子と暮らすシングルマザーでトラック運転手の早苗は、修二と名乗る記憶喪失の青年と出会って危険な事件に巻き込まれて行く。2023/01/12

ナイスネイチャ

175
相変わらず面白い。出来過ぎ感はたっぷりですが、深く考えずすらすら読めました。最後プロローグが繋がってスッキリ。2016/05/27

のり

121
護送車襲撃事件で受刑者が逃走。何故、彼は逃げたのか…そんな中、「早苗」と息子「航平」の前に記憶喪失の「修二」が現れる。不思議な魅力を持ち、打ち解けていく。年に一度世間を心肝させるサンタクロースと呼ばれる殺人事件との関わりが浮上してくる。二つの事件を追う「神崎」と「黒木」。横関作品だから捻りもなく終わるとは思っていなかったが、やはりまさかの展開に…二人の刑事がメインの「K2」も読んでみたい。2018/11/12

修一朗

115
爽快なやつを読みたい時は横関大。最初から最後まで大貫修二がかっこいいこと。彼のためなら何でもするっていう仲間もこれまた気持ちがいい。刑務所に行くことになったいきさつも,刑務所移送中に脱走した目的も,その手口も彼のためなら何でもやるぜっていう仲間も,みんないい奴だ。何だか違和感を感じさせておいて最後にその違和感から解放される爽快感もお気に入り。横関大の初期作品,まだ読んでないやつあるので続けます。2024/04/13

Shinji

107
うん!確かにラストは驚きだったね〜♪ 繋がりが良過ぎた分、怪しいと思ったんだけどね。それでも最後は何の不満もなくスッキリした♪ 当時に叶わなかった「初恋」ってのは、本人にとってはビックリするくらい綺麗なモノだよね!絶対に壊されたくないモノだから、修二の行動は痛いほど解る。男って「好きだった」ってのも「好きになった」ってのにも、理由なんていらないんだよ♪修二にしろ早苗にしろ今風の名前じゃない分、読んでて懐かしい気分にもなれたし気持ちの良い一冊でした。2016/02/28

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