PHP文庫<br> 風の陣 大望篇

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PHP文庫
風の陣 大望篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 524p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569663111
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

恵美押勝の野望に挑む蝦夷たちの戦いを描く!

帝を自在に操り、権勢をふるう恵美押勝は、黄金をねらって陸奥支配の野望を抱く。対する蝦夷たちの秘策とは――好評大河小説の第2弾!

奈良の都を震撼させた橘奈良麻呂の乱の鎮圧から、3年半が過ぎた天平宝字四年(七六〇)秋――。ライバルを葬った藤原仲麻呂は、恵美押勝と名を変え、新帝を操って強大な権勢をふるっていた。朝廷で授刀衛の役職を得ていた蝦夷の若者・牡鹿嶋足と、同志の物部天鈴は、押勝の野望が陸奥に向けられることに危機感を募らせる。陸奥の平和を守るため、蝦夷たちの戦いが始まった!

▼押勝に対抗する勢力をいかに育てるか。大宰府の吉備真備を都に戻すことで政局を転回させようと目論む嶋足たちは、続いて怪僧・道鏡に接近。しかし、急速に孝謙太上天皇の寵愛を得ていく道鏡の存在が、物語を意外な方向に展開させていく。

▼『炎立つ』『火怨』に続く著者渾身の大河長編である『風の陣』は、すでに第一弾
[立志篇]が文庫化され、今回は第二弾の文庫化。04年12月中旬には第三弾
[天命篇]が単行本として刊行される。壮大な歴史ロマンの相貌が、いよいよ明らかになる!

●隙風 
●野風 
●烈風 
●向かい風 
●淫風 
●風聞 
●裂き風 
●涼風 
●風巻き 
●風来衆 
●蛮風 
●乱れ風 
●爆風 
●風に靡く 
●風雷 
●鎮風

内容説明

橘奈良麻呂の乱が平定され、三年半が過ぎた天平宝字四年(七六〇)秋―。奈良麻呂を葬った藤原仲麻呂は、恵美押勝と名を変え、新帝を操って強大な権勢をふるっていた。黄金をねらい、陸奥支配の野望を抱く押勝に対し、牡鹿嶋足、物部天鈴らの智略を尽くした戦いが始まる!平城京の激しい権力闘争の渦中にあって、蝦夷の平和を守るべく奮闘する若き英傑たちを活写した歴史大河ロマン第二弾。

著者等紹介

高橋克彦[タカハシカツヒコ]
昭和22年(1947)、岩手県生まれ。早稲田大学卒。昭和58年、『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞を受賞し、文壇デビュー。昭和61年に『総門谷』で吉川英治文学新人賞、昭和62年に『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、平成4年に『緋い記憶』で直木賞、平成12年に『火怨』で吉川英治文学賞を受賞した
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

財布にジャック

56
またまた天鈴の名策士っぷりが楽しめる展開に、一気読みしました。この巻も藤原仲麻呂を相手にあの手この手で罠をしかける天鈴の知力勝負の一人舞台に、主役の嶋足でさえもたじたじでした。嶋足は物凄い出世出来て、更に美女を奥さんに出来て幸せの絶頂とも思われますが、今後が心配です。なんといっても次なる黒幕は怪僧・道鏡なので、かなり手強そうです。まるでロールプレイングゲームのようで、ボスを倒しても、また次のボスが現れて戦いはエンドレスのようです。蝦夷頑張れ!2012/10/01

レアル

53
760年~764年までの4年間を描いている。前巻が橘奈良麻呂なら次は藤原仲麻呂こと恵美押勝よね。そして道鏡に続く伏線を張りながら物語は終了。天皇と上皇との確執や押勝が追いつめられていく正に史実を下地に上手く練り上げた物語で読んでいて爽快。押勝がやられ永手や百川が表舞台に立ち始めた。この2人の名前があがると蝦夷征討の文字が横切る。政の陰謀とそれをめぐらす策が読んでて面白いし、前巻を含めて「風の陣」というタイトルだけに、全ての章が「風」という漢字が付く題名をつけているのも粋。次巻へ。2018/05/21

kawa

26
二は藤原仲麻呂の乱が主要テーマ。古代日本の知らなかった事件が取り上げられ興味深いのだが、これで600頁弱の文量は、やや冗長感ありか?まあ、めげずに次にいくモチベーションは充分なのですが。2020/07/04

藤枝梅安

26
天平四年、橘奈良麻呂を追放した藤原仲麻呂は恵美押勝の名を賜り、自分の息子の未亡人を皇子の一人に嫁がせ、淳仁天皇として即位させる。孝謙天皇は上皇となり、押勝との勢力争いが起こる。上皇は弓削道鏡を側に置き、押勝との暗闘が始まる。登場人物たちが現代に通ずる権謀術数に明け暮れる様を活力あふれる表現で描き、信義を重んずる嶋足や苅田麻呂がそこから距離をおく様子が描かれている。現代の国内・国際政治に通ずる点が興味深い。このシリーズは、高橋さんの他のシリーズと比べ、説明が多く運びもやや遅い気がする。2011/01/31

にゃこ

17
勢いが出てきて面白くなってきました。歴史で習った人物もちらほらと。天鈴と嶋足の掛け合いがすごい好きです(笑)これまでぱっとしなかった嶋足だけど、蝦夷戻ると明言したからには今後の活躍に期待です2016/10/08

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