内容説明
星野仙一は、なぜ打倒巨人の鬼となったのか。江川卓の巨人入団をめぐる「空白の一日」騒動の陰でひっそりと入団した後の大打者は誰か。江夏豊をリリーフ投手として生まれ変わらせた野村克也の一言とは―。かつてスタジアムを興奮させた、技術も一流なら個性も一流の「サムライ」たちのプレーを、豊富なデータをもとに描き出す。ドラフトから新人時代にかけての、知られざるエピソードも満載。
目次
第1章 さまよえるサムライ(落合博満―史上最強の天邪鬼;江夏豊―孤独な革命児 ほか)
第2章 パ・リーグに咲いた月見草(野村克也―ONの陰でねじれた天才;鈴木啓示―「草魂」の明と暗 ほか)
第3章 黄金時代を築いた獅子の誇り(伊原春樹―史上最高のサードベースコーチャー;清原和博―物語を背負った怪物 ほか)
第4章 しなやか革命家(掛布雅之・江川卓―永遠のライバル;若松勉―無欲の大打者 ほか)
著者等紹介
小関順二[コセキジュンジ]
1952年神奈川県生まれ。日大芸術学部卒業後、編集者に。仕事の傍ら野球雑誌でドラフト候補選手のレポートを発表するようになり、88年「ドラフト会議倶楽部」を設立。毎年秋に開く模擬ドラフトが話題を呼び、雑誌やインターネットでコラムを数多く執筆
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
25
昔の選手のほうがむちゃくちゃで面白いな。 落合好きだけど、知り合いとかにはなりたくないと思った。2012/04/26
ちろたろう
23
やはり昔のパの選手、試合、対決の方が面白く、印象に残ってるな。鈴木、山田、村田、東尾が同時期に同一リーグとは凄かった。2017/02/24
シュラフ
23
「峰山高校に野村克也という将来有望な選手がいるから来てくれ」と当時の同校の校長が全球団に手紙を書いたといわれるエピソードを知った。この話が本当だとすれば校長は野村にとって一番の恩人になるのだが、こんな話は野村の著書には触れられていない。また、野村は古巣の南海との確執により鶴岡と杉浦の葬儀にも出ておらず、大阪なんばのホークスメモリアルギャラリーでは野村という名前はいっさい出てこない。無名校出身ゆえの苦労があり、厳しいプロ野球の世界を生き抜いてきた野村克也という男の精神のねじれをかいま見るエピソードである。2016/08/11
金吾
8
○知っている選手ばかりなので現役時代を思い起こしつつ楽しみながら読めました。特に福本選手や掛布選手は大好きだったので面白かったです。2020/04/27
たーくん
5
再読→→→星野仙一は、なぜ打倒巨人の鬼となったのか。江川卓の巨人入団をめぐる「空白の一日」騒動の陰でひっそりと入団した後の大打者は誰か。江夏豊をリリーフ投手として生まれ変わらせた野村克也の一言とは―。かつてスタジアムを興奮させた、技術も一流なら個性も一流の「サムライ」たちのプレーを、豊富なデータをもとに描き出す。ドラフトから新人時代にかけての、知られざるエピソードも満載。2021/12/24