PHP文庫<br> 真田幸隆―「六連銭」の名家を築いた智将

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PHP文庫
真田幸隆―「六連銭」の名家を築いた智将

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  • サイズ 文庫判/ページ数 340p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569661025
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

真田家の礎を築いた智謀の将の生涯を活写する。

「六連戦」を旗印とし、天下に名を轟かせた真田一族。その家祖というべき幸隆の、武田信玄麾下にその人ありといわれた活躍を描く力作!

名将ぞろいの武田軍団において、敵方の堅牢な城を次々に攻め落とし、主君信玄の絶大なる信頼を得ている男がいた。かつて小豪族ゆえに領地を追われ、流浪の日々から復活した真田幸隆である。

▼信玄の父である武田信虎らの連合軍に領地を奪われた幸隆は、当初武田晴信(のちの信玄)に仕えることをためらっていた。しかし山本勘介の仲介で晴信に謁し、北信濃攻略の案内役を任されると、めきめきと頭角を現していく。

▼信玄が失敗した戸石城攻略を調略によって成功させるなど、主に「智謀」を駆使して戦功を重ねた幸隆は、武田軍団指折りの智将としての地位を築く。そんな彼が定めた「六連銭」の旗印――三途の川の渡し賃である六文の銭の図柄は、命すら惜しまぬ戦いを繰り広げる真田家の象徴として、息子の真田昌幸、孫の信之・信繁(幸村)に引き継がれていった。

▼のちに天下に勇名を馳せる真田家、その家祖の知られざる生涯を見事に描いた力作。文庫書き下ろし。

●第1章 流浪の日々 
●第2章 再起の糸口 
●第3章 甲斐の若虎 
●第4章 隻眼の使者 
●第5章 晴信と幸隆 
●第6章 無血略取 
●第7章 川中島 
●第8章 磐石の布石 
●第9章 上州攻略へ 
●第10章 六連銭の旗印 
●第11章 雲の往還

内容説明

名将ぞろいの武田軍団において、「調略」によって敵方の堅牢な城を次々に攻め落とし、主君信玄の絶大なる信頼を得ている男がいた。かつて小豪族ゆえに領地を追われ、流浪の日々から復活した智将・真田幸隆である。のちに天下に勇名を馳せる真田一族の智謀の系譜は、まさに「六連銭」の旗印を創始した幸隆にこそ源流があった。その知られざる波瀾の生涯を見事に描く力作小説。

著者等紹介

小川由秋[オガワヨシアキ]
1940年生まれ。1965年早稲田大学第一政経学部卒業。同年、学陽書房に入社し、地方自治関係の単行本を中心に企画・編集に携わる。ベストセラー『小説 上杉鷹山』(童門冬二著)など、歴史・時代小説も多数手がけた。童門冬二氏が編集代表の同人誌『時代』の同人として小説を発表している。本名・高橋脩
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MIKETOM

8
真田三代の初代の人。昌幸の父で幸村(信繁)の祖父。一族は真田の里で長年暮らしてきたが、武田・村上連合軍により故郷を追われ流浪の生活になる。しかし武田・村上の対立により真田の里が村上の領地になると、幸隆は武田晴信(信玄)に臣従を誓い里の奪還を目指す。そして信玄の絶大なる信頼を得て、やがて故郷の里の回復に至る。読んでいると、幸隆は昌幸・幸村以上に謀略の人のように思える。特に敵の結束の隙をついた内部切り崩し能力がハンパない。これは秀吉の得意技だったが幸隆もまたその資質が尋常ではなかったようだ。→2024/04/15

BIN

5
真田幸隆を描いた作品。息子の真田昌幸とはまた違ったタイプの智将で調略の天才。一度自分の献策で危機に陥って失敗したあとからの天才ぶりの発揮は良い。真田一族(4人の息子と昌幸の子2人)が全員優秀。武田信玄との仲も非常に良く、スラスラ読めて真田幸隆ものとしては良い作品。2013/06/11

Book Lover Mr.Garakuta

4
図書館本:読了。真田家の話。日本戦国時代の話だ。智将真田一族の系譜を知れる本だ。2018/11/07

スプリント

3
真田幸村の祖父である幸隆の生涯を描いた作品です。武田・村上・諏訪連合軍によって真田の庄を追われたところから始まります。知将という名声が広まっていますがその生涯は苦戦の連続であることがわかります。劣勢の状況から地歩を固めて父祖伝来の土地を奪回・死守していくために知略を尽くす様はその名声に恥じない活躍ぶりです。2014/03/16

紫暗

3
タイトル通り真田幸隆の一生を描いた小説です。一生といっても幼少期は出てきません。真田の庄を出てから死ぬまでが描かれていました。真田幸隆、昌幸、幸村の真田三代の祖ということで読んでみましたが、可もなく不可もなくといった感じかと思います。小説としてはそこそこ面白いのではないかと。ただし、有名なエピソードがさらっと流されていたり、そんなことが本当にあたのか?と疑問に思う部分は多々出てきます。さらっと幸隆について知りたい人にはお勧めです。2011/10/08

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