出版社内容情報
連合艦隊の戦いが明示する日本人の意識構造。
真珠湾攻撃から「大和」特攻までの連合艦隊の戦いには、日本人の“意識構造”が凝縮されている! 今こそ学ぶべき戦場の教訓とは?
太平洋戦争で連合艦隊は410隻が沈み、2万6000機が墜ち、40万9000人が死んだ。真珠湾攻撃から60年以上経った現在、日本人は「還らぬ人々」の愛国心と犠牲心を記憶して、己れの戒めとしているだろうか。本書は第1章「真珠湾攻撃」から、第10章「『大和』特攻」まで、日本海軍の戦いの顛末を、当代きっての戦史家3人が豊富な知識をもとに分析した1冊。時代の流れを追って日本海軍の戦いの足跡をたどり、その戦略、戦術、組織上の問題点などを検証しながら、日本人の意識構造の欠点を明らかにする。
▼「太平洋戦争を考察してくると、錯誤と過信が渦巻き、正しい決断がいかにむずかしいかがよくわかる。情報がいかに大事であるかも身にしみますね」と本文中にあるように、本書は単なる歴史評論ではない。戦史から生かすべき活きた教えを議論し、読みごたえある鼎談となっている。現代の組織において、同じような過ちを繰り返さないための教訓を様々なかたちで伝えてくれる。
●第1章 真珠湾攻撃
●第2章 緒戦の進撃
●第3章 珊瑚海海戦
●第4章 ミッドウェー海戦
●第5章 ソロモンの戦い
●第6章 後退する防衛線
●第7章 米機動部隊の来襲
●第8章 マリアナ沖海戦
●第9章 比島沖海戦
●第10章 「大和」特攻
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