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「騙されない!」ための経済学―モリタク流・経済ニュースのウラ読み術

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569648972
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C1234

内容説明

経済の知識がないと、新聞やテレビの報道を鵜呑みにしがち。だがそれでは「そのニュースの本当の意味」は見えてこないし、挙句、いつのまにか政府やお金持ちの都合のいいように操られている恐れすらあるのだ。それを避けるための「情報の真実を見抜く視点」と、必要最低源の経済知識をやさしく教えるのが本書。新聞の読み方、情報のバイアスの見抜き方から、「日経平均」「バブル」「利上げ・利下げ」など各種経済用語の「ウラ読み術」までを説く。

目次

序章 誰があなたを騙そうとしているのか?
第1章 難解な「経済用語」に騙されるな!(「日経平均株価」に一喜一憂するのはバカらしい;「株価」が表しているのは企業の実力なのか? ほか)
第2章 「経済政策」のウソを見抜け!(「新自由主義」の弱肉強食の論理は、お金持ちをよりお金持ちにする;「構造改革」で恩恵を被ったのは誰だったのか? ほか)
第3章 「国際経済」ニュースに翻弄されないために(「円高・円安」―結局、どっちが日本にとって嬉しいことなのか?;「グローバル化」のはずが、単なる「アメリカ化」になっていませんか? ほか)
終章 経済知識を手に入れて、資本家に踊らされない将来を手に入れよう

著者等紹介

森永卓郎[モリナガタクロウ]
1957年生まれ。東京都出身。東京大学経済学部卒業。日本専売公社、経済企画庁などを経て、獨協大学経済学部教授。格差社会到来をいち早く予測した人気経済アナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月讀命

53
新聞やTV等のマスコミが、我々に正しい事実を提供していると思ってはいけない。彼等は、世の中を自分達が理想とする社会を作るべく、事実を誇張したり情報操作しながら世間に広く提供している。日経新聞や読売新聞が、資本家と金持ちに有利になる様な記事を大きく取り上げるが、産経新聞や朝日新聞は失業率増加等、為政者に不利になる情報を取り上げる。調査機関の発表する数字は、見方によって如何とも出来るので、我々はバイアスのかかった情報を鵜呑みにせず、社会情勢や経済知識を身に付けた上で、自分の眼で判断すべきだと思う。 2011/05/10

耳目之学(不定期更新中)

4
相変わらず森永さんの本は読みやすい。難しい用語や経済システムが誰でもわかるように説明されています。ただ、後半に行くにつれて森永さんが冷静さを失い、暴走し始めます。「俺の言うことは絶対正しい。日銀や政府は馬鹿だ。」的な文章が延々続き、読んでいてうんざりしてきます。まるで前半部分と後半部分で著者が違うのではないかと感じるほど内容にギャップがあります。森永さんは独善的な性格が強すぎるのかもしれません。これさえなければ最高のエコノミストだと思うのですが。もったいないです。非常に残念。

どりたま

4
森永氏がTVで現在の日本の財政は問題ないと発言していたので、この本を読んでみました。P146にその理由が書かれています。今まで森永氏は節約術専門の経済評論家としか見ていなかったのですが、この本でイメージが一転しました。新自由主義(小泉構造改革)反対論者でボーッとした人でも幸せに生きていける社会を目指す変わり者だということがわかりました。結構、この本で刺激を受けたので他の本も読んでみたくなりました。「刺激」というのは、かなり辛辣な表現を使い、敵をつくるような表現が多かったからです。2010/06/24

kappicapi

3
思想が極端に左に偏っているがこういった視点も持っておく必要があるのかもしれない。2010/10/21

読書部 ちゅよし

3
★★★★★切り口が独特かつ納得がいくものなので、ひじょうに参考になります。ありがとうございます。2010/07/16

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