内容説明
中国ビジネス環境の変化は想像を絶する。去年の成功体験はもはや通用しない。ケースから変化対応のロジックを学ぶ絶好の一冊。気鋭の中国ウォッチャー2人がこれからの企業戦略を大胆に提起する。
目次
1 事業環境―激動する中国経済と外国企業の動向(中国経済の特徴と安定度をどう考えるか?;成長する消費市場の実情;対中国直接投資に見られる最近の特徴 ほか)
2 ケーススタディ―競争優位に導く企業戦略とは(中国市場に売らない中国進出戦略で利益をとる!!―外資ICメーカーの「中国vs世界市場」時間差活用戦略;愚直で真剣な模倣品メーカーが「元祖」メーカーに追いつく―短期間で達成する「チャイニーズ・ドリーム」!!;市場拡大に勢いのある中国でこそリスクは少ない―競争力のない新規事業は中国で立ち上げるという発想 ほか)
3 発想とコンセプト―新たな中国ビジネス戦略構築のために(現代中国ビジネスの流れを見極める;現代中国ビジネスを分析する;日本企業に求められる競争適応とは ほか)
著者等紹介
小林守[コバヤシマモル]
1959年、秋田県生まれ。一橋大学社会学部卒業、国際大学大学院国際経営学研究科修士課程修了(MBA)、海外経済協力基金(現・国際協力銀行)を経て、(株)三菱総合研究所入社。同社香港駐在員事務所長代理、同社アジア市場研究部アジア研究室長等を経て、現在、同社主任研究員(海外開発事業部国際プロジェクトグループB、グループリーダー)。この間、(財)日中経済協会経済交流委員、一橋大学大学院非常勤講師、香港城市大学兼任講師等を歴任
佐井強[サイツヨシ]
1962年、中国生まれ。武漢交通科学技術大学(電気工学専攻)卒業、一橋大学大学院商学研究科修士修了(経営学専攻)、日米経営科学研究所(JAIMS:米国)インターナショナルマネジメントプログラムを修了。1982年より中国運輸省(交通部)武漢長江運輸管理局に技術担当として勤務、1985年より、中国広州万宝電器集団公司で技術部技術主管、コンプレッサー組立工場長を経て、1990年来日し、1995年から、富士通(株)通信海外事業本部、アジア・パシフィック営業本部で、中国をはじめ東南アジアへの投資、拠点管理を担当する。2001年に(株)アジアインフォネット・コミュニケーションズ(富士通ベンチャー企業)設立、代表取締役社長に就任。日本企業中心に中国ビジネス情報提供、中国ビジネスと投資コンサルティング、中国等においてIT・通信分野の新規事業展開支援を行う
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