出版社内容情報
成果主義、数字社会における人情の復権とは。
成果主義へとドラスティックな改革を迫られる日本企業。だが、それだけで組織はうまく機能するのか。数字社会における人情の復権を説く。
売上高、経常利益、成長率など、企業の力は数字に投影される。「スピード」「効率化」が至上の価値となり、「格付け」に一喜一憂する経営者たち。いつしか社員は、「働きぶり」よりも個人の「業績」(数字)ばかりを追うようになった。その結果、職場はどうなっただろうか。
▼成果主義の時代に人情の復権を――。外資系企業の経営者が切に唱える。
▼後輩の面倒を親身になってみると、自分の成果が怪しくなるからそういう迂遠なことはしなくなる。落ちているゴミを拾う時間が惜しい。電話に出ると道草を食って損をするから、なるべく出ない。いつ頃から、成果主義のような「水気のないパサパサした思想」がはびこりだしたのか。上に立つ人の人間観、社会観が痩せてきたのだ、と著者は指摘する。
▼では、人情味ある経営とは何か。本書では、現代人が忘れていた諺、落語、歌舞伎など古典の智恵に耳を傾ける。競争原理だけでは人は動かないのだ。
▼上司のあなたへ、人心掌握の要諦を説く。
●序章 優れた経営とは
●第1章 数字の効用と限界
●第2章 数字に強い人になる
●第3章 人情をことわざにさぐる
●第4章 人情味のある人になるには
内容説明
売上高、経常利益、成長率など、企業の力は数字に投影される。「スピード」「効率化」が至上の価値となり、「格付け」に一喜一憂する経営者たち。いつしか社員は、「働きぶり」よりも個人の「業績」、すなわち数字ばかりを追うようになった。その結果、職場はどうなっただろうか。成果主義の時代に人情の復権を。外資系企業を経営する著者が切に唱える。競争原理だけで人は動かない。諺、落語、歌舞伎など古典の智恵に耳を傾ければ、人情味ある経営のイメージがふくらむ。上司のあなたへ、人心掌握の要諦を説く。
目次
序章 優れた経営とは
第1章 数字の効用と限界(数字の効用;数字の限界;数字のウソと本質を見極める)
第2章 数字に強い人になる(数字を扱うのがうまい人;ほんとうに数字に強い人とは;数字に強い人の方法論)
第3章 人情をことわざにさぐる
第4章 人情味のある人になるには
著者等紹介
清水佑三[シミズユウゾウ]
1944年生まれ。慶応義塾大学工学部卒。同大学大学院修士課程修了。出版社勤務の後、文化放送ブレーン社専務、英国人事コンサルタント会社・サビール・アンド・ホールズワース主任研究員などを経て、現在、日本エス・エイチ・エル(株)社長。専門は企業の採用、選考、評価、能力開発など。2001年ナスダック・ジャパンに上場
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B.J.
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