出版社内容情報
国や自治体のガバナンス、経営感覚を紹介!
公的部門の経営機能を組織、人事、財務の面から整理。また、行政改革などを経済学的視点から分析。新たな官と民の関係を提唱する。
国も地方自治体も借金がすごい。組織をスリム化し、歳出を減らす努力が、それこそ日本中の公共部門に求められている。本書は、そうした時代の要請に対して、公共部門に積極的に「経営」の視点を取り入れることを説く。「公共部門や地域に投入された資源を有効活用」し、組織や人事、財務などの観点から行政組織のガバナンスを論じている。
▼また、いままでの行政組織にありがちな「たらい回し」や「慇懃無礼」「訓練された無能」といった問題をいかに解決するかの処方箋も提供している。行政改革を進めるためには、まさに行政側の行動メカニズムと意識を見直す必要があるからだ。
▼そうした観点から本書は、国や地方自治体関係者はもとより、行政部門と関係のある民間企業のビジネスマン、さらには学生やNPO関係者、行政部門に関心のある地域住民にもぜひ読んでもらいたい一冊である。まさにわれわれの税金の使われ方と直結した問題を論じているのだから。
●第1章 公共経営総論
●第2章 現代公共経営の理念
●第3章 意思決定・組織ガバナンス
●第4章 政策評価制度の基礎
●第5章 人材マネジメントと動機づけ
●第6章 財務会計情報
●第7章 公共サービス編成
内容説明
行政にもマネジメントが求められる時代。組織ガバナンス、政策評価、人材マネジメント、財務会計、官民パートナーシップなど行政改革のトリガー的課題を中心に「公共経営」の理論と実践の連携をめざす。行政職員必携の書。
目次
第1章 公共経営総論
第2章 現代公共経営の理念
第3章 意思決定・組織ガバナンス
第4章 政策評価制度の基礎
第5章 人材マネジメントと動機づけ
第6章 財務会計情報
第7章 公共サービス編成
著者等紹介
宮脇淳[ミヤワキアツシ]
昭和31年、東京都生まれ。昭和54年、日本大学法学部卒業後、参議院事務局採用。昭和60年、参議院予算委員会調査室。平成3年、(株)日本総合研究所主任研究員(その後、主席研究員)。平成8年、北海道大学法学部・大学院法学研究科教授。現在、北海道大学大学院法学研究科教授兼高度法政教育研究センター教授
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