大警視・川路利良―日本の警察を創った男

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大警視・川路利良―日本の警察を創った男

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569625911
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本の警察制度を創った男の波瀾の生涯。

明治草創期、日本に警察制度を確立し、「大警視」の称号でたたえられ続けている川路利良の生涯を描き上げる、長編歴史小説。

川路利良(かわじとしよし)は、名実ともに「日本の警察の父」である。世間一般で、水戸黄門といえば水戸光圀のことであるように、警察関係者の間では、大警視といえば川路のことであるのだ。彼は、薩摩藩の貧しい身分に生まれ、刻苦勉励して西郷隆盛に認められた。その理解の元で、日本の警察の母体となる「邏卒隊」を組織し、この育成にあたる。ところが、西郷は征韓論によって下野し、やがて西南の役を起こす。川路は、大恩ある西郷への私情を懊悩の上乗り越えて、官軍として、大義に生きることを選ぶ。この後、さらに警察制度の構築に邁進し、近代警察の形と魂を見事に創り上げた。その精神は、今も警察官の範とされている。本書は、その生涯を、元警察幹部であった著者が渾身の筆で綴った書き下ろし長編小説である。

●第1章 赤坂喰違事件と警視庁創設 
●第2章 身分低く貧しい生まれの中で文武に励む 
●第3章 生麦事件と薩英戦争 
●第4章 蛤御門の変 
●第5章 江戸の捕物帳 
●第6章 血風すさぶ鳥羽、伏見 ほか

内容説明

大義の前に、私情を振り切った。近代警察の形と魂を創るために、人生をすべて捧げた男の生涯。“警察官の論語”といわれる『警察手眼』を全文掲載。

目次

赤坂喰違事件と警視庁創設
身分低く貧しい生まれの中で文武に励む
生麦事件と薩英戦争
蛤御門の変
江戸の捕物帳
血風すさぶ鳥羽、伏見
川路のだらり睾丸
東京府大属
棒を持った邏卒
パリの明治人〔ほか〕

感想・レビュー

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好奇心

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46歳の若さで没してしまった首都を京都から東京へ遷都した新政府、民が安全・安心する生活環境を作る治安に一生を捧げた人生、薩摩のゕ下級藩士に生まれ西郷に見いだされ、戊辰の役で従軍、軍人にはならず、国の治安を道に進み、西南の役では、西郷の影響を受け下野した軍人に従わず、袂を分けた形で西郷と国の為に対峙してしまった、心中はいかに?彼の信条 決して人を怒ってならない、人に過ちや失敗はありがちだ、どんな場合でも怒ってならない、もし怒るときは、ただ一度だ。亡くなったとき財産は残っていなかった、彼の矜持であったろうか?2024/02/06

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