出版社内容情報
不思議だらけの歌詞の内容を興味深く検証。
くまさんは、なぜ「お逃げなさい」と言いながらついてくるのか(森のくまさん)など、不思議な歌詞の内容を興味深く検証する。
なにげなく聞き過ごしてしまうことが多い童謡の歌詞だが、いったん気になりだすと、喉に刺さった魚の小骨のように気になって気になって仕方がない。そんな「小骨」をとろうと調べているうちに、ある者は歌詞の歴史を徹底的に調べあげ、またある者は妄想にも近いストーリーを組み立てていく!
▼本書は、インターネット上で「童謡の摩訶不思議」を解き明かしている者が集まって研究会を結成し、つくられた本である。
▼明らかになった「真実」とは……「森のくまさん」はじつは人間だった(!)こと、「やぎさんゆうびん」の白やぎさんと黒やぎさんの間には秘められた悲しい関係があった(!?)こと、「七つの子」は七羽か七歳か、はたまた……?など。さらに「はなさかじじい」からは“犬といえばポチ”の秘密がわかってしまうのだ。平井堅の歌で再び大ヒットしている「大きな古時計」の歴史的真相も明かされている。
▼ミステリーあり、涙あり、爆笑ありの一冊。
[1]登場人物の深刻な「事情」に迫る
●森のくまさん
●やぎさんゆうびん
[2]本当は怖い!?<かごめワールド>
●ネットを徘徊する「かごめの怪」
●天と地が滑り替わる恐怖の暗示
●天の岩屋戸神話を歌った「かごめかごめ」
●鶴も亀もすべっていない!
[3]こんなに面白い<隠された意味>
●七つの子は七羽か七歳か、はたまた……?
●お月さんいくつ
●はなさかじじい
[4]こんなにたくさんある外国生まれの「日本」童謡
●「大きな古時計」の真相
●メリーさんの羊
●うさぎとかめ
内容説明
「大きな古時計」が哀しい実話?「森のくまさん」が人間?ミステリーあり、涙あり、爆笑あり。そしてさりげなくお勉強もできちゃうオトクな一冊。
目次
1 登場人物の深刻な「事情」に迫る(「森のくまさん」―くまさんとお嬢さんは、いったいどんな関係なのか;「やぎさんゆうびん」―第一通目の手紙には何が書かれていたのか)
2 本当は怖い!?“かごめワールド”(ネットを徘徊する「かごめの怪」;天と地が滑り替わる恐怖の暗示 ほか)
3 こんなに面白い“隠された意味”(「七つの子」は七羽か七歳か、はたまた…?;「お月さんいくつ」―“十三七つ”って? ほか)
4 こんなにたくさんある外国生まれの「日本」童謡(「大きな古時計」の真相―「おじいさん」はイギリスの紳士;「メリーさんの羊」―ヘンリー・フォードも巻き込んだ論争 ほか)