出版社内容情報
著者愛用の文房具・小物にまつわるエッセイ。
モンブランの万年筆で書き綴り、カルティエの手帳を愛で、大好きな文庫を読み漁る。文房具などのコレクターの著者が人生の楽しみを開陳。
石津謙介さんは『できる男の服装戦略』(ちくま秀版社)で、つぎのように教えている。(中略)ある意味で、ビジネスの場は戦場であるといっていい。そう考えると、筆記具などは武器である。相手よりいい武器を持つことは、戦士のたしなみである。仕事のための道具にある程度のお金を費やすのは、自己に対する投資であり、これは大いに推奨する。ただし、これはビジネスの場の道具に限る。……その場合、その物の金額が問題になるのではなく、その物を選んだ人の趣味、やテーストが問題なのである。
▼本書は長年の欧米生活より身についた文房具や小物のコレクターである著者のモノ・エッセイ。万年筆、腕時計、手帳、ネクタイ、靴、ぺーパーナイフ、ポケットナイフ、鉛筆、ハサミ、ルーペ、鞄など、心やすらぐ生活の伴侶を探し出す、満足感と幸福感を買う楽しみを味わう一冊。
●万年筆
●文庫本
●一泊旅行
●靴
●ネクタイ
●腕時計
●手帳
●辞書
●ガラスペン
●仁丹
●ズックのかばん
●ルーペ
●大学ノート ほか
内容説明
愛すべき万年筆、お気に入りの腕時計、革装の手帳の手触り、何度読み返しても面白い文庫本、優雅で品格のあるネクタイ、軽くて足に吸いつくような靴…。満足感と幸福感を買う楽しみ。
目次
万年筆
文庫本
一泊旅行
靴
ネクタイ
腕時計
手帳
辞書
ガラスペン
仁丹
ズックのかばん
ルーペ
大学ノート
ポスト・イット
切り抜き
ハサミ
ペーパーナイフ
ポケットナイフ
小箱
原稿用紙
便箋・封筒
鉛筆
傘
ハンカチ
著者等紹介
板坂元[イタサカゲン]
1922(大正11)年、中国南京生まれ。1950(昭和25)年、東京大学文学部国文科を卒業。同大学院文学研究科修士課程修了。武蔵高校、成城大学、ケンブリッジ大学を経て、1960(昭和35)年ハーバード大学に赴任。講師として日本文学・日本語を講じる。現在、創価女子短期大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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