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人生レシピ―「定年」も「老い」もこれまた愉し

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569615561
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0012

出版社内容情報

「老い」を心豊かに生きるには、方向を見失わないための“羅針盤”が必要だ。「人と仕事」を深く洞察してきた著者による生き方の指南書。

「年齢という調味料を加えてこそ、人間には深い味が出てくる」――本書は、人生の達人が語った、より良い人生を生きる知恵、生死観、労働観、人生観である。中でも自らを「旬の時代は過ぎ、賞味期限が切れている」と語る著者と小学校二年の孫との会話は印象的だ。「じっちゃん、賞味期限の切れたのは腐っているよ。毒になるんだから……」「そう。腐っているか、それとも毒だなあ。でもな、腐った匂いを撒きちらしてもいいしな、毒になればもっと面白い」。そして語る。腐臭を放つものを書きたいし、毒のような強烈なものも書きたい、と。また、祖父や父親からの教えを「心の中に今も抱く一基の羅針盤」とたとえ、人生の真理を説いていく。「親から受け継ぐのは資本ではない。受け継ぐのは親の流した汗と脂だ」「人間、悟りを得るのは死んだ時だ。諦めを、悟ったなどといってはならない」。どの言葉も胸に染みてくる。人生を想う時にそばにおきたい一冊。

[1]人生という名の航海 
[2]人生に遅すぎるということはない 
[3]日本の雇用制度の間違い 
[4]自分再発見の旅

目次

1 人生という名の航海(オーイから老いまで;人生羅針盤 ほか)
2 人生に遅すぎるということはない(カワル四原則;精神的ALIBI ほか)
3 日本の雇用制度の間違い(希望退職考;退職金制度は必要か ほか)
4 自分再発見の旅(古いものは一切ない;自分に再見する旅 ほか)

著者等紹介

藤本義一[フジモトギイチ]
1933年、大阪府生まれ。学生時代からラジオ・テレビドラマの脚本、舞台の台本を手がける。67年『つばくろの歌』で芸術祭戯曲部門の文部大臣賞を受賞。74年『鬼の詩』で第71回直木賞を受賞。歴史、教育、文化から商売、風俗、家庭問題、言葉、人間にいたるまで幅広いジャンルで執筆活動を行なう。テレビ番組の司会や映画のシナリオ、講演などでも活躍
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