生きてこそ光り輝く―19歳、養護学校から女流王将へ

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569612911
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

  幼少期からの難病、三度にわたる大手術、長期の入院生活を繰り返しながら、生きる希望を失わず19歳で女流王将になった感動の物語。  難病の少女が、将棋に運命的に出会い、「女流王将」「最優秀女流棋士賞」を受賞するまでの感動の物語。▼著者は、腸閉塞という難病を患ってこの世に生を受けた。腸がねじれているため飲食物はまったく受け付けない。医者からは「三日もつかどうか」と母親は聞かされ、その後四歳までベッドから降りて歩くことすらなかった。▼養護学校に通う九歳の時、転機が訪れる。偶然通りかかった道で将棋教室の看板を見つけ、教室に通い始めたのだ。その教室は、女流棋界?1の実力者清水市代の父親が経営する将棋教室だった。▼著者は入退院を繰り返し、点滴を打ちながら将棋の練習に励む。そしてついに念願が叶い中学部一年の時、女流プロ棋士に合格したのだ。さらに師匠である清水市代からタイトルを劇的に奪取する。▼著者は難病に苦しみながらも母と二人三脚で前だけを向いて生きてきた。そして将棋という本当に好きなものを見つけた時、彼女の人生は輝きだしたのである。  ●第1章 生まれてきてよかった ●第2章 初めて見た青い空 ●第3章 養護学校へ、そして運命の出会い ●第4章 趣味はおとなに勝つこと ●第5章 女流プロ棋士になりたい ●第6章 再びの緊急入院 ●第7章 人には必ず光り輝くものがある

内容説明

将棋に出会ったとき、難病の少女の運命は変わった。三度の大手術、入院生活の日々…。9歳で将棋を始め、母と二人三脚で女流プロ棋士となり、「最優秀女流棋士賞」を受賞した感動の物語。

目次

第1章 生まれてきてよかった
第2章 初めて見た青い空
第3章 養護学校へ、そして運命の出会い
第4章 趣味はおとなに勝つこと
第5章 女流プロ棋士になりたい
第6章 再びの緊急入院
第7章 人には必ず光り輝くものがある

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はじめさん

22
いまは色々あって引退されている、女流棋士・石橋幸緒の半生を綴る。未熟児で産まれ、母の献身によって成長。将棋している子どもにうちの子も混ぜて→ルール知らない奴とはやりたくねぇよ→将棋道場入門→81マスの深淵にどっぷりハマる。将棋の話よりも、学校に通っていた頃のエピソードが面白かった。生徒会選挙に立候補→放送委員会だったのをいいことに校内放送ジャックで選挙活動→落選。比例代表、振り飛車党での復活はならず。/ 学年でいえば私の3-4上らしいので、同世代…とも言えなくもなく楽しめた。(H29/276)2017/10/21

私的読書メモ3328

1
本書だけを読めば、紛れもなく現実にあった、逆境からの希望に満ちたサクセスストーリー、なのですが。著者のその後、現状を知ると、その印象は一気に反転し、なんともいえない感情を抱きます。ただ、明るい・前向きを通り越して、どうにも軽い・浮ついている印象を受ける文章からすると、必然の帰結だったようにも思えます。2016/03/07

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