出版社内容情報
21世紀の平和のあり方、軍事情勢の今後の展開について、軍事アナリストが豊富な図表を交えてわかりやすく解説する! 冷戦時代、日本は西側の一国として、西側の価値観と安全保障システムに適応できるようにするだけで、その安全保障が確保できた。 しかし、冷戦後、西側、東側というブロック構造は消滅し、世界は非常に複雑になった。西側との関係だけでは日本の安全保障は成り立たなくなった。特に昨年のインド・パキスタンの地下核実験、北朝鮮のテポドン発射、米英によるイラク空爆、そして現在の朝鮮半島有事の問題と、ここ一年の安全保障に対する各国の懸念は非常に大きい。こと朝鮮半島問題については、それが直接日本有事ともなり得るだけに、現在の不安定な状況は日本にとって大きな脅威となっている。 そうした情勢を反映し、政治家、官僚をはじめ、多くの日本人が安全保障の問題を自分のこととして本気でとらえはじめている。 本書では、冷戦時代と冷戦後の違いを明らかにしつつ、増大する世界の紛争と、新しい形の危機、21世紀の安全保障を、図表を交えて活写する!
内容説明
朝鮮半島問題、テロリズム、麻薬、環境破壊…。増大する世界の紛争と、新しい形の危機、21世紀の日本と世界の安全保障とは何なのか、について、冷戦時代と冷戦後の違いを明らかにしつつ、豊富な図表を交えて解説する。
目次
第1章 予測できない時代へ―冷戦時代と冷戦後の安全保障環境
第2章 冷戦時代と冷戦後の安全保障体制
第3章 新しい時代の新しい脅威
第4章 日本を取り巻く安全保障環境
第5章 日本の安全保障を考える