出版社内容情報
子規などの一生を通し人生の意味を考える本。
真の人生は「最期」を意識した時に始まる。最後の一瞬まで命の限り生きた偉人の生涯を描き“よく死ぬことはよく生きること”を考える本
人生最後の時間とは、「最期」を意識してから始まる。肉体と精神の衰えを感じた時、生死のはざまを彷徨った時、定年退職など転機を迎えた時……、その終点への気づきは人によって様々だ。しかし、その瞬間から新しい人生は始まるともいえるのではないだろうか。つまり重要なことはそういう人生のつらい時間のなかにあっても、残された人生における目的を定め、どのように生きるかということだ。
▼本書は、評伝文学の名手である著者が、正岡子規、スコット隊長、宮本武蔵、滝沢馬琴など、最期の最期まで力一杯生きた偉人達の生涯を描いた感動作。彼らの過ごした最後の時間を知ることは、残された自分の人生をどう生きるかを見つめ、また死への覚悟の確立につながるかもしれない。興味深い人間の生涯のなかでも、最後の物語は特に興味をそそられるものだ。
▼我々は死ぬために生きているのではない。充ち足りた人生を過ごすために今すべきことは何かを考える一冊だ。
●第1章 病床の子規
●第2章 スコット隊長と佐久間艦長の最期
●第3章 ソクラテスとセネカの最後の講義
●第4章 馬琴と北斎の多忙な晩年
●第5章 「それから」の人生
●第6章 有終の美を飾る生き方
内容説明
真の人生は、自らの「最期」を意識した時に始まる。その「最期」は人によって様々だ。肉体と精神の急激な衰えを感じた時、生死のはざまを彷徨った時、定年退職など転機を迎えた時…。本書は、評伝文学の名手である著者が、ナポレオン、宮本武蔵、スコット隊長など、最期の最期まで力一杯生きた偉人たちの生涯を描いた感動作。充ち足りた人生を過ごすために今すべきことは何かを考える一冊。
目次
第1章 病床の子規
第2章 スコット隊長と佐久間艇長の最期
第3章 ソクラテスとセネカの最後の講義
第4章 馬琴と北斎の多忙な晩年
第5章 「それから」の人生
第6章 有終の美を飾る生き方
著者等紹介
木原武一[キハラブイチ]
1941年東京に生れる。東京大学文学部ドイツ文学科卒業。評論家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。