出版社内容情報
会話のウラに隠された相手の本音がわかる本。
何げなく発した言葉のようでも、そのウラには必ず何らかのメッセージが隠されている。相手の本音を見抜き、人間関係を円滑にする本。
なくて七癖という。自分では気づいていなくても、他人から見ると癖はよくわかるものだ。言葉癖もその例外ではない。自分では何の意図もなく遣っていても、それを会話の端々に連発する人物はいくらでもいる。
▼しかも、言葉は意味を持っている。したがって、ある特定の言葉を連発する人の心の奥には、その言葉によって自分の意思を伝えたい、理解して欲しいという意識が働いているといっていい。この言葉癖から、人の深層心理をつかみ、行動を読み取ろうというのが、本書の狙いだ。
▼例えば、「いちおう」という言葉。「出身大学は?」と訊かれ、「いちおう東大です」と答えが返ってきたら、多くの人は「こいつは鼻持ちならぬやつ」と思うだろう。
▼これはほんの一例だが、「要するに」「~というか」「でも、ねぇ、結局」など、遣っている人は身の回りに案外多いのでは? 相手の本音を知るのも面白いが、円滑なコミュニケーション作りにも役立つ一冊といえよう。
●第1章 相手の性格が見える言葉のウラ
●第2章 日常的な言い回しの言葉のウラ
●第3章 あなたにクギを刺す言葉のウラ
●第4章 誰かに気づいてほしい言葉のウラ
●第5章 騙されかかっている言葉のウラ
●第6章 モテてる証拠の言葉のウラ
内容説明
「いちおう」…、品詞は副詞で、「ひとまずのところは」といった意味。しかし「ご出身は?」ときて、「いちおう東大です」となると、「?」っとなる。謙遜の裏に自慢と傲慢が見え隠れし、鼻持ちならない。まさに言葉は遣い方次第。本書は日常よく遣う言葉を俎上に、発言者のホンネを読み取ろうというもの。ビジネスの交渉も近所付き合いも、彼や彼女との関係もこれでバッチリうまくいく。
目次
第1章 相手の性格が見える言葉のウラ
第2章 日常的な言い回しの言葉のウラ
第3章 あなたにクギを刺す言葉のウラ
第4章 誰かに気づいてほしい言葉のウラ
第5章 騙されかかっている言葉のウラ
第6章 モテてる証拠の言葉のウラ
著者等紹介
浅野八郎[アサノハチロウ]
1931年、愛知県名古屋市生まれ。心理研究家。早稲田大学文学部卒業後大学院に進み、55年フランスに留学。以後、人間心理学とパーソナリティーの研究を続ける。62年『手相術』(光文社)を発表し、ベストセラーとなる。日本占術協会会長、国際予想科学協会会長、アメリカ人間心理学会会員、ニューヨーク科学アカデミーアクティヴ会員
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