PHP文庫<br> 大石内蔵助のリーダー学―“目的達成”のために何をすべきか

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大石内蔵助のリーダー学―“目的達成”のために何をすべきか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569572253
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0134

出版社内容情報

難局のリーダー内蔵助をビジネス感覚で斬る。  赤穂藩の取り潰しを突然の倒産に、討ち入り決行を特命のプロジェクトの遂行に見立てて、難局のリーダー大石像をビジネス感覚で描く。  藩主・浅野内匠頭の吉良上野介に対する突然の刃傷事件によって、思わぬ“倒産劇”に直面した赤穂藩。そうしたなか家老・大石内蔵助は、動揺する家臣団から「心ある男たち」を選び出し、透徹した戦略眼でついに吉良邸討ち入りを成功させた。『忠臣蔵』としてあまりに有名な物語だが、「リーダーとして大石内蔵助」に着目し、改めて討ち入りにいたる過程を検討していくと、その優れた手腕が浮き彫りになる。 騒然たる家中をまとめ、無事赤穂城を幕府側に引き渡したこと、血気にはやる急進派を時機到来までおさえ切ったこと、途中で脱藩していく男たちへの義心ある対応……。最終目的をしっかり把握し、多様な個性の浪士たちを活かしつつ、目的達成にむけて着実にプロセスを積み上げるその手腕は、まさに現代の管理職クラスに求められる能力そのものである。 99年のNHK大河ドラマの主人公になる大石内蔵助、その出処進退に、危機に立つリーダーの条件を学ぶ。  

内容説明

藩主・浅野内匠頭の吉良上野介に対する突然の刃傷事件によって、思わぬ“倒産劇”に直面することになった赤穂藩。そうしたなか家老・大石内蔵助は、動揺する家臣団から「心ある男たち」を選び出し、透徹した戦略眼で主君の“仇討ち”をなし遂げた。最終目的達成に向けて、リーダーは何をなすべきか?完璧にプロジェクトを遂行していく大石の人間像を浮き彫りにしつつ、その条件を探る。

目次

「討ち入り」は完璧なプロジェクトだった
人生の分岐点で男が考えること
危急に際していかに人心を掌握するか
配当金をめぐって意見が対立する
赤穂藩の命運と最後の評定
開城と「仇討ちプロジェクト」の発進
若き日の大石内蔵助に資質を見た
急進派とはいかに対話していくか
「吉良の隠居」で大石の肚が決まる
円山会議に出席した顔ぶれ〔ほか〕