PHP文庫<br> 真田三代記

PHP文庫
真田三代記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 297p
  • 商品コード 9784569563091
  • Cコード C0193

出版社内容情報

  真田昌幸・幸村・大助が、知謀、奇略のかぎりを尽し徳川に対抗する痛快歴史長編。爆発的な人気を呼んだ『立川文庫』“真田編”のネタ本が、現代に鮮やかによみがえる。    

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

こうめい

1
一言であらわすと江戸時代に作られた悲劇の英雄物語。真田=善、徳川=悪、という感じで完全に善悪がはっきりしており江戸時代の庶民の幕府への不満が現れています。史実とはかけ離れていますが注釈で一部説明してくれています。真田三代の活躍が痛快で、おもしろく一気に読めました。2013/05/04

psychicer

1
はじめにに書いてあるとおり、幕府支配のもとで階級によって差別された民衆が、権力者に対する国民的英雄として、徳川家康に対抗した真田一族を英雄に仕立てあげた物語。よって歴史的信憑性はほぼ皆無だが、当時の娯楽や人々の想いなどが分かる作品。さすがに軍勢の数がかなりオーバーだったり、昌幸や大坂陣営の幸村贔屓が強すぎたりと、かなり史実を逸脱したところはありますが、真田好きには面白い作品。2012/05/26

【すとちゃん】

1
明治31年に発行された「校訂真田三代記」を、筆者が抄・意訳した小説で面白可笑しく読みました。軍勢の数がかなりオーバーに書かれていたり、何度も家康を追い詰めたりと、史実から逸脱したりしていますが、真田(特に幸村)が大活躍です。上記の元本は元禄時代以降に書かれたものらしく、徳川の世を快く思わない人や、想像力豊かな人が、娯楽もない時代にこういう話しを思い付いて、昔話風に子供や孫に話し聞かせていたのでしょうね。真田好きなら読んで損はありません。2009/10/29

二分五厘

0
1992.4.12

TAC

0
☆x3 史実の記録としては甚だ信憑性に欠けるのは言うまでもない。これは寧ろ 幕府支配下に鬱屈した「民衆による記録文学」と称ぶのが適切だろう。証拠に この『校訂真田三代記』を底本として刊行された『立川文庫【真田編】』は更に国民の熱望を反映した形をとって 読者の熱烈なる支持を受けた。歴史的信憑性や文学的技巧を云々するのはナンセンスというものだ。又 如何に『立川文庫』の底本だからといって 此に真田十勇士の活躍を期待するには少し無理があろうかと思われる。此処にはその萌芽が数多蒔かれてある それで充分。2007/02/15

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