出版社内容情報
赤ちゃんの時に母親が抱いて母乳で育てることが人間の「存在感」の基礎となる医師として子どもの心身の問題に真摯に取組んできた著者が育児の基本を易しく説く一冊。
内容説明
間違いだらけの「子育ての常識」を問い直す。
目次
なぜ人間は育児をするのか?
なぜ赤ちゃんを、母親が抱いて育てることが大切か?
なぜ母乳育児が見直されているのか?
なぜ母性豊かな女性は神や仏に近いのか?
なぜ夫婦仲のよさが育児に大切か?
なぜ家庭の「和」が育児に大切か?
なぜいつまでもあまえる子どもになるのか?
なぜ親が早くから、叱り過ぎてはいけないのか?
なぜ親が口出しをし過ぎてはいけないのか?
なぜ人間の性格は変化するのか?
なぜ親による児童虐待が起こるのか?
なぜ育児ノイローゼになるのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
12
赤ちゃんは半年、特に3か月、赤ちゃんを抱くことが大切であるらしい。存在感という今後に影響するもののもとになるらしい。1993年という古い本なので母親に仕事をやめてそばにいることをすすめたりするのは。えええ?っと思いました。しかし、子供に限らずスキンシップは大切である。2019/03/07
ゆー
1
勉強になったー!「存在感」が大切なキーワード。0歳の時に抱っこすることが、存在感を確立する。スキンシップが大事。抱き回しをしてはいけない。あがらないための方法→目の優しい人を見ながら、丁寧に思う。人との付き合いは、1対1という2人の関係が基本。マザーテレサが日本は精神的な飢えって言っていたというのはびっくりした。2014/05/27
pen_pem004
0
母親という存在感。2012/03/20
ふみ
0
典型的な母性愛の尊さをたたえる本。男女には明確な役割分担があり、子を抱く母の姿は神仏に等しいのだそうだ。なるほど!私はずっと自分を人間だと思っていたが、彼らによれば母は生身の人間であっちゃダメらしい。だから、母親に対して当たり前のように完全な母性を要求するし、母親業に高い使命感を感じてる人は、その要求に答えようとしては(当然ながら)失敗し罪悪感を抱きがちなわけだ。ママ向け講座が、どれもこれも「がんばりすぎなくていいですよ!」をメインメッセージにしてる理由に今更ながら気づいた。納得。2011/05/28