内容説明
広告アートディレクション、ブックデザイン、イラストレーションから著作まで、ジャンルを超えて活動してきた著者が、これまでの実例を交えて書き綴った絵と言葉による「わかりやすさ」の世界。
目次
第1章 データとインフォメーション
第2章 お金とタッチ
第3章 絵と言葉
第4章 本と装丁
第5章 デザインとブックレビュー
第6章 わかるとわかりやすさ
第7章 自分チャンネルとあとがき
著者等紹介
寄藤文平[ヨリフジブンペイ]
1973年長野県生まれ。武蔵野美術大学中退。アートディレクター、イラストレーター。近年は広告アートディレクションとブックデザインを中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
56
改めて、伝える・伝わるとは、どういうことなのか。わかるとはどういうことなのかを考えた。人は、何かあると「わかりにくい」という言葉を発する。もちろん、自分もそんな一人でもある。一方で、伝える側でもある。無意識のうちに「わかりやすさ」を考えたりする。そんな時、時間を置いて見直すことで、気づく場合もある。それにしても、一つのことに、こんなに沢山のアイデアをだせるとは、やはり凄い。2020/07/15
マエダ
41
「夏休みが明けると彼女は別人だった」同じ文章でも様々な絵をつけることで文章の意味がだいぶ変わってくる。デザインの世界は面白い。2022/04/06
Y2K☮
33
アートディレクターと広告デザイナーの関係性が気になる。後者はAIに代替されるのでは。著述家も他人事じゃない。作品は即消費される運命。だからこそ感性と日頃の研究が大切。難しいことをわかりやすく伝えるのは初心者向き(本場のカレーと子どもの好きなカレーライスの違いを想像)。複雑なものは複雑なものとして抽出しないと誤った形で広まる。受け手の頭をクリエイティブにさせてこそ真のクリエイティブ。相手を能動的にするには絶妙な不足感が必要だと思う。利休の茶室みたいな。そう考えると絵を持たぬ小説の方が映画や漫画より有効かも。2020/11/24
ちゅんさん
24
まず、めちゃくちゃ面白かった。特にブックレビューの章。さらに“マオ的”、“ヨナ的”のところ。かなり好きです。クスリと笑いつつも感動すら覚えました。まおちゃんこの章だけでも読んでくれないかな。 この面白さは個人的なものなのか、寄藤文平さんの書くイラストはよく見かけますが、本はあまり読まれてないような気がします。(実際、書店を探してもどこにも置いてなかった)個人的には文章の方がいいと思いました。他の作品も読んでみます。2018/01/08
魚京童!
23
「絵と言葉」だけが僕の仕事の共通項だからだ。2014/11/18
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