内容説明
大手メーカー製品のカラー提案に携わる筆者が豊富な経験をもとに売れる色の傾向を分析。
目次
1 マーケティング編―商売に必要な色の企画力(売れるためのカラーバリエーション;売れるためのカラーコーディネーション ほか)
2 製造編―企画した色を実材の色にする(色の伝え方と受け入れ方;色の材料と技法 ほか)
3 哲学編―商品色の価値と好き嫌いを考える(マズローの5段階欲求説に照らす色の真価;現代の道具(商品)はひとにとってどういう存在か? ほか)
4 基礎知識編―色を徹底的にハンドリングする(だれでもわかる色の法則 色のものさしと配色方法;知らないと損をする 錯視による色の印象変化 ほか)
著者等紹介
小倉ひろみ[オグラヒロミ]
1982年、東京芸術大学美術学部デザイン科卒業。NECデザイン、CDM社(在ミラノ)を経て帰国後、スタジオピーパ設立。現在、大手家電情報機器メーカーの製品を中心に商品色彩の企画、調査、量産時の色再現までトータルなコンサルティングを行う。独自の視点に立った色彩セミナーは定評がある。青山学院大学、多摩美術大学、金沢美術工芸大学各非常勤講師。日本色彩学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぽぽ
14
マーケティングに興味があり、手にした本。ブランドコンセプトによる色の配置や、照明の使い方など、抽象的な色が論理的に紹介されている。ウィンドウショッピングが楽しくなりそう。カメレオンのように、その日の気分で愛用品の色を変えられる未来が楽しみ。2015/03/18
Wataru Hoshii
2
大阪商人みたいなタイトルだが、一流のカラーコンサルタントの方によるカラーマーケティング指南。色彩というのは人の心に直接・強く働きかける要素なので、すごく重要であるにもかかわらず、理論的な知識を持つ人は意外と少なくて、感覚で判断している人が多い。自分の感性に裏付けを持ち、相手を論理的に説得するためにも、色彩の知識というのはあった方がいいと思う。内容は基本的なことを整理してシンプルに述べてあり、わかりやすい。商品開発の際のスタンダート・ステイタス・トレンドの3種類の色設定など、なるほどーという感じだった。2011/09/03
デューク
2
シェア6割を稼ぐ、万人受けのスタンダードカラー。シェア3割の、高級感をアピールするステイタスカラー。シェア1割だが露出度は最大の、次代を予感させるトレンドカラー。カラーバリエーション631の法則2011/07/11
ぐち
1
6.3.1の法則がなかなか興味深い。スタンダード、ステイタス、トレンド。トレンドがヒットすると、→ステイタス→スタンダードへと変化する。2016/05/14
atr
1
色に興味がないけど勉強しなければいけない、みたいな人が効率的に必要最低限の知識を得るための本。普通に色に興味がある人は読むだけ時間の無駄。2013/05/26
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- 和書
- モニカの真実