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内容説明
古代から現代へ、また西洋から日本へという長く厳しい道程を経て、難波田の「抽象」は生成された。しばしば夭折・挫折の連続として記述されてきた日本の近代美術史における貴重な“成熟”のかたちとして。若き研究者・小林俊介が書き下ろした、画家・難波田龍起の生の記録。
目次
1 絵画の道へ
2 「ギリシア連作」と油彩の古典的技法
3 戦時下の画家―美術の「新体制」と日本回帰
4 「古代」から「近代」へ―抽象への移行
5 抽象表現主義の受容と展開
終章 「抽象」の生成