• ポイントキャンペーン

生誕一〇〇年 彫刻家・佐藤忠良

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 255p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784568104615
  • NDC分類 712.1
  • Cコード C3070

目次

追悼
佐藤忠良のリアリズムとヒューマニズム―「その時代に生きていることの表現」を求め続けて
写実の探求
「新しいリアリズム」とは
実写から具象へ―空間表現としての人間像
時代のリアリティ―帽子・ジーンズ・ブラウス
こどもたちへの眼差し
大きな人間像、小さな人間像―人体彫刻のリアリティ
写生―自然と人間を見つめる眼
社会と彫刻家―作品(Works)と仕事(Commission Works)
社会と美術―絵本・挿絵・教科書のしごと
人間・佐藤忠良

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マーブル

12
岩手には舟越保武がいる。同様に具象彫刻を作る二人。崇高な理想的姿を描く舟越と、日常のあるがままを描く佐藤。ジーパンやブレザー、ブラウスなどの日常的なコスチュームをさりげなく着こなしたスレンダーな女性像。帽子シリーズを代表とする、いわゆる佐藤忠良らしい作品たち。佐藤の作品は魅力的な脚をしている。決してモデルのような等身をしている訳ではないが、デニムに包まれていても、ブラウスの下から伸びていても、その凜とした立ち方、美しい曲線などに目がいく。子どもの無邪気な雰囲気の伝わる片足立ちの作品も微笑ましい。2023/01/15

0
佐藤忠良 発行日:2012年4月14日第1刷 企画構成:宮城県美術館 発行人:木下健太郎 編集:三上満良(宮城県美術館)、茂木功(美術出版デザインセンター) 制作:美術出版デザインセンター 写真撮影:斎藤康一、上野則広、越後谷出、大谷幸夫、佐藤英、堀出恒夫、三上恭男 デザイン:亀井伸二、原純子(W.O.DESIGN) 印刷:富士美術印刷株式会社 発行:株式会社美術出版社 企画構成:三上満良(宮城県美術館)、井上英明(佐川美術館)、井内佳津恵(北海道立旭川美術館)、吉崎元章(札幌芸術の森美術館)2015/11/07

サトル

0
本棚に大事にしまっていたが開いてみた。作品ひとつひとつに寄せる解説、佐藤忠良が様々な紙媒体に書いた回想が胸を打つ。ひとり職人に徹した実直な彫刻家の姿が目に浮かんでくる。下積み時代の「はだか」(1954年)では、「卑しさが身についてしまったのだろうか、指先が拍手を求めて、ついおしゃべりをして恰好をつけたがる」と述懐する。この本の企画構成に携わった宮城県美術館学芸員、三上満良の評伝も簡潔明瞭にまとまっていて秀逸だ。講談社「佐藤忠良彫刻七十年の仕事」は資料データも豊富で貴重なのだが、値段が高くて手も足も出ない。2023/06/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6412675
  • ご注意事項

最近チェックした商品