内容説明
二〇一四年のイギリスで、殺される寸前のぼくを救ってくれたのは、タイラーの仲間たちだった。十八歳になったタイラー、青い目のタイラー。タイラーは今の苦境を脱するため、ぼくは地球の破滅を逃れるため、共同で作戦に当たる。
著者等紹介
ハリス,マリア・G.[ハリス,マリアG.][Harris,Maria G.]
メキシコシティに生まれ、5歳のとき、母親の離婚を機に、ドイツのフランクフルト、続いてイギリスのマンチェスターに移り住む。オックスフォード大学で生化学を学び、卒業後は数年間、研究所に勤務した
石随じゅん[イシズイジュン]
1951年、横浜市生まれ。明治大学文学部卒業。公立図書館に勤務ののち、おもに児童文学の翻訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アヤネ
4
最終巻。二〇一四年のイギリスで、殺される寸前のぼくを救ってくれたのは、タイラーの仲間たちだった。放射線で酷い状態に陥った地球。その中で苦しむ人々。圧倒的権力を握るフラカン派。。。今回ジョシュは未来へタイムトラベルする。絶体絶命が続くのにいつも救ってくれる人がいる。この巻で、今まで謎だったアルカディオやビゴレス他の謎が全部解明した(最終巻だからね)。当たった予想はあったが、理由が説明できなかった。うまくまとめた、感動のラストだった。2015/02/02
ひさし
0
全巻とおして、主人公の若さ(チュウニ病?)にイライラさせられた物語だった。タイムトラベルがよくわからなかった。 10巻読み始めて、回収されていない伏線が結構あるに本当に10巻で終わるのか?と思ったけど、最後の最後で、ある人物との対話で物語りが補完されてしまったことに少しがっかりした。 しかし、巻末の訳者あとがきにて著者の処女作(作家ではない)と知り驚いた。2014/08/18