出版社内容情報
むかしむかし、1ぴきのネコが、大きらいなウシやヤギといっしょに納屋にすんでいた。ある雪のふる夜、ふたりの人間が納屋に入ってきた。それからそこで、あかちゃんが生まれて…。ネコが語るクリスマス・ストーリー。2000年前の“きせき”が、美しいイラストでよみがえる。 小学校低学年~
内容説明
むかしむかしのこと、1ぴきのネコが、だいきらいなウシやヤギといっしょに、納屋にすんでいた。納屋はもちろん、ネズミもいた。ネコは、ネズミとりの名人だったから、ごちそうにはぜんぜん不自由しなかった。ある、さむい雪の夜、とつぜん、ふたりのにんげんが納屋に入ってきた。それからそこで、あかちゃんが生まれて…。ネコが語るクリスマス・ストーリー。2000年まえの“きせき”が、美しいイラストでよみがえります。
著者等紹介
フォアマン,マイケル[フォアマン,マイケル][Foreman,Michael]
イギリスの画家。1938年、サフォーク州ベイクフィールドに生まれ、王立美術学校で学んだのち、イラストや商業デザインの仕事をしながら絵本を創作。1983年、『ニョロロンとガラゴロン』(講談社刊)などのさし絵でケイト・グリーナウェイ賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そる
151
子供No.3チョイス。猫、他の動物のことだいぶ嫌いらしいけど、人間の赤ちゃんはずっと見ていたいくらい好きらしい。ねずみ取るのもやめるくらい。ってかその後ねずみを捕まえるのやめたって、あの赤ちゃんは何者?キリストかな⋯?何が言いたいのかあんまり分からなかった。2019/07/12
とよぽん
50
読友さんのご紹介で。クリスマスストーリーだった。絵が美しく、ネコの語りは気さくな感じだが、ラストで「だれかとあらそうのが、すっかりいやになっちまったんだ。」と悟りの境地? マイケル・フォアマンって、何か読んだことがあるような気がするが、何という絵本だったか記憶が・・・。2022/09/23
masa@レビューお休み中
46
不思議。何が不思議かというと、これは物語というよりも、ネコが見たもの、感じたことをそのまま描写しているから変な感覚なのだ。物語はこんな感じです。雪の降る夜にネコが住む納屋に突然人間の男女がやってくる。子供が生まれて、そこに今度は入れ替わり立ち替わり、人や動物がやって来ます。ロバ、ヒツジ、ラクダ、ネズミといった動物たちが訪れては、去っていきます。そして、気がつくといつもの状態に戻っているのです。最後にはあり得ない奇跡がネコに降りかかるのです。でも、なぜそうなったのかは…まったくもってわからないんですけどね。2012/12/22
けんちゃん
27
図書館で。マイケル・フォアマンさんの作品、ということで手にとってびっくり!クリスマスストーリーでした。馬小屋で生まれた赤ちゃんに会う為にやってくる羊飼いや、博士たち。その時の様子を、ネコの目を通して語ります。自分のことしか考えていなかったネコが、もっと大事なものに目を向けていく「ふしぎ」が、平和のキリストの降誕が美しい色づかいとタッチで見事に描かれています。オススメです。2012/11/05
花林糖
18
(図書館本)猫が見たキリスト生誕。綺麗な青色が印象的な絵本。2015/12/10