内容説明
「イソップ物語」って、本当はこんな話だったの? 「アリとキリギリス」「狼と狐」をはじめ超有名な寓話から無名の寓話まで、安土桃山時代と江戸時代に日本語に翻訳されたイソップ物語をもとに、130余のストーリーを紹介。二千年以上の歴史をもつイソップ物語に秘められた、厳しい世間を生き抜くための智恵とその魅力を阿刀田流に読み解いた、大好評の「知っていますか」シリーズ。※文庫版に掲載の挿画は、電子版には収録しておりません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
80
2012/6/30 Amazonより届く。 2015/8/28〜9/2 阿刀田さんの知っていますかシリーズ。 イソップ物語は断片的にしか記憶にないが、日本にも古くから入っていたんだなぁ。安土桃山時代にはあったそうだから、秀吉やら家康なども読んで人生訓としたのだろうか?2015/09/02
takaC
54
読んだ。「イソップ物語を知っていますか」ではなく「イソップを知っていますか」な内容だった。面白かったけど。2014/06/22
Norico
41
イソップ物語、改めて読んだことなかったかも。有名なアリとキリギリスも、まさか元々はキリギリスじゃなかったとは!確かにキリギリスって、陽気に歌って暮らしてるっていうより、淋しい感じの虫だよな。鳴くの秋だし…。イソップさんは、一休さんみたいな感じ。勉強になりました。2016/12/04
saga
38
久しぶりに「知っていますか」シリーズを読む。イソップ寓話のいくつかは子ども頃に親しんでいたが、そのイソップが紀元前の生没年も不確かな遥か昔の人だったとは知らなかった。本書は日本語訳として伝わる本を底本として書かれているので、原典との違いが宗教的、民俗的な影響を受けている様子も解説されていて楽しめる。そして採録された動物に因んだ話、ギリシャ神話の話など脱線話も良い。2015/06/13
akio
35
「知っていますか」シリーズのファンだというだけで手にとったものの、確かにイソップ物語をよく知りませんでした。本書は特に「イソポのハブラス」と「伊曾保物語」を取り上げ、日本バージョンを主軸に軽妙に小気味良くイソップについて知ることが出来る入門書です。イソップが源流と知らないだけで、何となく覚えのある話も多く、「下心」や教訓めいた物語も阿刀田氏の見解も味わい深いものばかり。他の国に伝わるイソップのバリエーションなどと比べてみるのも面白そうです。2016/06/08
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