出版社内容情報
あかちゃんペンギンのソロは母さんと、食料をとりにいった父さんの帰りを待っていたが父さんはいつまでたっても帰ってこない…。とうとう待ちきれなくなった母さんも、ソロを残して食料をとりに行ってしまった。ソロはひとりぼっち…。ソロに襲いかかる数々の災難と、ペンギンの家族の深い愛の絆を描く。 幼児~
内容説明
かあさんがかえらない―?!きびしく美しい氷の国でけんめいに生きるペンギンのおやこのふかい愛のきずな―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
33
途中まではいわゆる皇帝ペンギンの子育ての話なんですが、まさかこういうツイストが来るとは…。現代の問題をきちんと把握しないといけないとはいえ…。先日も駅で足にひどく何かの繊維が絡まっている鳩がいました。娘と捕まえようとしましたが無理でした。わんさといるドバトでも辛いのに、南極の僻地でこういう問題が起きていると思うとなあ…。2022/01/18
ヒラP@ehon.gohon
27
皇帝ペンギンの子育てを忠実に再現した、南極のヒューマンドラマです。 酷寒の自然の中で、何ヵ月もかけての子育てに、家族の強い絆を感じます。 それにしても、自然の中には危険がいっぱいです。 両親が不在になった時、子どものソロの孤独感は相当なものだったはずです。 耐えられない空腹もあって、ペンギンの群れを離れ、ひとり親を探しに出るソロでした。 現実感のある絵と、現実感のある展開に、予測されるのは最悪のストーリーです。 しかし、作者の優しさか、こんなのこともあるのか、感動的なラストに、心は熱くなりました。2022/01/17
おはなし会 芽ぶっく
13
皇帝ペンギンのヒューマンドラマ的なおはなし。子育てを通して人間に対しての環境問題を考えさせられます。ラストは実にヒューマンドラマ的ですが、そうであってほしいという読者の心を裏切りません。2022/02/01
更紗
2
ペンギンのひとつの家族に焦点を当てたドラマチックなお話。感動的です。何よりハッピーエンドでよかった。2013/04/16
kr
2
酷寒の南極の地で、ペンギンの赤ちゃんが生まれた。 名前はソロ。 しかし、父さんはエサを探しに出たまま帰らない。 母さんも行ってしまった。 ひとり残されたソロは…。2006/01/08