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もうひとつの脳―微小脳の研究入門

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784563077877
  • NDC分類 485
  • Cコード C3045

内容説明

節足動物の「微小脳」は、われわれ霊長類の「巨大脳」と比べればはるかに少数のニューロンから構成され、また多様な外部環境に適応するための固有な機能を発達させているが、ニューロンの動作原理や高次機能の機構において、共通点も多い。そのため、行動と神経活動の関連など脳機能の基礎を解明するうえで、微小脳研究の意義はきわめて大きい。本書は、微小脳について解明された知見や今後の研究の視点を、脳機能の分子機構、記憶・学習、社会行動、知覚、工学的応用など、多彩な話題を取り上げて解説している。

目次

1 微小脳システムの分散並列処理機能
2 昆虫の脳からマイクロマシンへ
3 昆虫の情動と行動
4 微小脳の記憶システム
5 ミツバチの脳と社会システム
6 微小脳システムと神経伝達物質
7 神経系の形成と機能を制御する遺伝情報
8 昆虫の変態と脳の再編成
9 微小脳がつくる感覚の世界
補章 微小脳の特徴―「おわりに」に代えて

著者等紹介

山口恒夫[ヤマグチツネオ]
理学博士。1954年北海道大学理学部生物学科卒業。1956年北海道大学大学院理学研究科修士課程修了。1970年岡山大学理学部助教授。1980年岡山大学理学部教授。1998年川崎医療短期大学教授・副学長

冨永佳也[トミナガヨシヤ]
理学博士。1957年九州大学理学部生物学科卒業。1962年九州大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。1970年福岡大学理学部助教授。1973年福岡大学理学部教授

桑沢清明[クワサワキヨアキ]
理学博士。1962年東京教育大学理学部生物学科卒業。1967年東京教育大学大学院理学研究科博士課程修了。1975年東京都立大学理学部助教授。1983年東京都立大学理学部教授。2001年東京都立大学名誉教授。2003年岡山理科大学理学部教授
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