内容説明
初めてアナログ電子回路を学ぶ人のための入門書である。新時代を考慮し、バイポーラトランシズタに偏ることなくMOSトランジスタを使った増幅回路にも重点をおいてバランスよく説明した。別々に読んでも理解できるように工夫されている。なぜ等価回路と呼ばれる回路を使って解析するのか、など初学者がつまずきそうな点に注意し、基礎理論から始め、簡単な回路設計ができるレベルまで丁寧に説明している。できるかぎり同じ数値例を繰り返して使い、条件によって増幅回路の特性がどのように変わるかを比較ができるようにした。豊富な演習問題と詳しい解答があり独習にも適している。
目次
1 電子回路の基礎
2 半導体素子
3 半導体素子のモデリング
4 基本増幅回路
5 実際の増幅回路
6 複数のトランシズタを用いた増幅回路
7 増幅回路の周波数特性
8 帰還回路技術
9 演算増幅器とその応用
著者等紹介
高木茂孝[タカキシゲタカ]
1981年東京工業大学工学部電気・電子工学科卒業。1986年東京工業大学大学院博士課程修了(工学博士)。東京工業大学電子物理工学科助手。1990年東京工業大学理工学国際交流センター助教授。2002年東京工業大学大学院理工学研究科集積システム専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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