内容説明
組織が採用試験のときから、学生に「コミュニケーション能力」や「リーダーシップ」を求めているのはなぜか。仕事を覚え、人になじみ、組織の一員として活躍するために必要な能力は何か。本書は、組織で活躍している人、これから活躍していく人に向けて、組織の心理と行動について具体的に解説したものである。成果を上げるための意思決定、対人葛藤のメカニズム、他者への効果的な働きかけ方などについて、事例をあげ、理論を添えて、わかりやすく紹介する。
目次
1章 成長する組織の条件―個人とチームの知恵が成長の原動力
2章 組織への適応と役割の獲得―仕事を覚え、人になじむ
3章 モチベーション―自分と他者の意欲づけ
4章 能力の学習と評価―経験をもとに学習する習慣を身につける
5章 職場集団のダイナミックス―元気と成果を生み出すチームワーク
6章 コミュニケーション―コミュニケーション能力を身につける
7章 意思決定―選び、決め、実行する
8章 組織における影響力―周りの人が動いてくれるメカニズム
9章 リーダーシップ―課題を実現するための働きかけ
10章 組織の変革―組織と自分の将来を確実にするために
著者等紹介
古川久敬[フルカワヒサタカ]
1972年九州大学大学院教育学研究科修士課程修了。1986年教育学博士(九州大学)。現在、九州大学大学院人間環境学研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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