出版社内容情報
マーケティング研究の系譜をたどり、一〇のテーマに沿ってさまざまなパラダイム間の関係を明らかにする。さらに、研究の基盤となるモノや歴史、情報などの社会的事実の実在性を問い直し、社会理論としてのマーケティング思考の可能性を探る。マーケティングを根源的・哲学的に捉え直して新たな地平を切り開く野心的な試み。
内容説明
マーケティング研究の系譜をたどり、一〇のテーマに沿ってさまざまなパラダイム間の関係を明らかにする。研究の基盤となるモノや歴史、情報などの実在性を問い直し、科学的な実証主義を超えた社会の理論としてのマーケティング思考の可能性を探る。マーケティングを根源的・哲学的に捉え直して、新たな地平を切り開く野心的な試み。
目次
序章 マーケティング研究における思考の系譜―偶有性の視点
第1章 マーケティング研究の伝統的パラダイム―必然性と他者性
第2章 ものに価値は内在するか―言語ゲームの理解
第3章 「現代マーケティング」は、歴史的必然か―偶有性の歴史観
第4章 環境分析の限界―関係に依存する情報
第5章 偶有的世界のマネジメント―現代経営戦略論が問いかけるもの
第6章 プロセスとしての競争―社会構築主義の視座
第7章 戦略の仮構される審級―パラドクスの隠蔽
第8章 流通革命論の系譜―実践は理論と現実を超える
第9章 小売業態概念のフロンティア―差異としての業態
第10章 商人の存在根拠再考―市場を創造する商人
著者等紹介
石井淳蔵[イシイジュンゾウ]
1947年生まれ。神戸大学経営学部卒業。同大学経営学部大学院博士課程単位修得。同志社大学商学部教授、神戸大学経営学部教授を経て、流通科学大学学長。商学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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多分、器用です
manabu tajima