千年企業の大逆転

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  • サイズ B40判/ページ数 245p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163901169
  • NDC分類 509.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

渋柿の伝統技術から躍進を遂げたマンション・ビルの再生事業から、ロープ一筋の企業が開発した驚きの商品まで、老舗のV字回復に学ぶ

ベストセラー『千年、働いてきました』の著者が放つ最新作

100年以上つづく老舗企業が2万社以上もある日本の企業文化は、アジア圏のなかでも特異なシステムと精神性をもっています。渋柿の伝統技術から躍進を遂げたマンション・ビルの再生事業から、ロープ一筋の企業が開発した驚きの商品まで--本書では、知恵を絞ってどん底からV字回復を成し遂げた企業5社の秘密に迫ります。

「ネーミングで起爆する」「〃お化け素材〃の可能性を活かしきる」「ドラッカーの不文律で弱点を突破」等、その目からウロコの手法には日本を元気にするヒントが満載。知恵と勇気にあふれた感動ルポ決定版!

内容説明

こんな会社で働きたい!『千年、働いてきました』の著者が放つ知恵と勇気にあふれた感動ルポ。感動の復活劇に学ぶ!V字回復を成し遂げた、目からウロコの手法とは?

目次

第1章 命綱は切れず―近江屋ロープ株式会社
第2章 マンションも“長生き”に―ヤシマ工業株式会社
第3章 コンビニを変えた“影の主役”―新田ゼラチン株式会社
第4章 頭の上から、ペンの上へ―テイボー株式会社
第5章 気くばりと“過剰品質”―三笠産業株式会社
特別対談 吉川廣和×野村進「人生も経営も修行である」

著者等紹介

野村進[ノムラススム]
1956年、東京都生まれ。上智大学外国語学部英語学科中退。78~80年、フィリピン、アテネオ・デ・マニラ大学に留学。帰国後、『フィリピン新人民軍従軍記』で、ノンフィクションライターとしてデビュー。97年、『コリアン世界の旅』で大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞。99年、『アジア新しい物語』でアジア太平洋賞を受賞。現在、拓殖大学国際学部教授もつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

33
表題は大げさですが本当にそのような企業を5社紹介してくれています。そんなに大きな企業ではなく中小企業といってもいい企業もあります。スキマ産業のような感じですが、やはり基本は浮利を追わずの様な気がします。地道に自分のテリトリーをわきまえて工夫をして、という基本だけを追求しているところが生き残るのでしょう。2014/12/14

エリナ松岡

10
『千年、働いてきました』の続編となるような作品で、今回も面白かったです。非常に読みやすく内容も前向きで、これなら中高生にもお薦めして大丈夫でしょう。具体的な内容では「マンション減築」が初めて聞いた話でためになりました。最後のDOWA会長の対談の話も素晴らし過ぎるほど素晴らしくて良いと思います。2016/10/08

tkokon

8
【ふむふむ】百年以上の歴史があって、創業時の事業から大きく転換をして現在でも好調を維持している会社を5社紹介している。筆者のこれらの企業に対するまなざしが温かく、エピソードもほほえましいものが多い。こうした長寿企業がたくさんあることを日本はもっと大事にしたほうがよいのだろう。本としては、ビジネス書とヒューマンドキュメンタリーの間くらいで、やや食い足りない感想。どの会社も応援したくなるのだが。2015/01/27

Lila Eule

7
百年から二百年の歴史のある会社の紹介本。小ネタ、軽口が多く、若い読者狙いの配慮だろうが、いささか散漫。登場する会社は、いずれも苦難や危機を創意工夫と技を様々に変化、発展させて繰り出してのりきってきたと。過去の成功に固執せず、状況と技術進歩に応じて考え抜いて特異の技を使って製品・サービスを生み出してきたと。老舗とは考え方にあると。2015年に一社が買収されてた。2014/11/18

しのはら(か)

6
ヤシマ工業の老朽化マンションを再生する手法「減築」は画期的。就職してから定年までに衣食住に1億2千万円以上。うち73%が住宅費。35歳の人が三千万円のマンションを35年ローンで買うと80歳までに六千万円の支払い。うち金利は四割近く。新田ゼラチンはコンビニに革命。大倉組の土木部は大成建設、軍靴製造所はリーガルに。テイボーのペン先は月産3億5千万本。国内6割、海外5割のシェア。創業時は帝國製帽。東京五輪の入場行進にも使われる。昭和天皇の行幸も。「知ってることも知らない」というと教えてもらえる。★★★★★2014/11/29

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