内容説明
四元数は、数学のみならず、物理学、コンピュータプログラミング等への応用度が高く非常に有用な対象である。同様に、近時は八元数にも注目が集まってきている。本書は、四元数および八元数の代数的な側面と幾何的な側面とについて、新しい見地から著者独特の方法により解説された書である。四元数と八元数の基本的な性質および特徴をまず述べた後、その応用として、四元数を用いた3次元群の分類の新たな方法、4次元群の分類、さらには八元整数についての精密な考察など、本書で初めてなされた新しい知見がまとめられており、著者ならではの卓越したアイディアが生きている。
目次
1 複素数とその1、2次元幾何への応用(序論;複素数と2次元幾何)
2 四元数とその3、4次元幾何への応用(四元数と3次元群;四元数と4次元群;Hruwitzの四元整数)
3 八元数とその7、8次元幾何への応用(組成代数;モゥファン・ループ;八元数と8次元幾何 ほか)
著者等紹介
山田修司[ヤマダシュウジ]
1985年大阪大学大学院理学研究科博士課程前期修了。1986年同後期課程中退。1986年愛媛大学理学部助手。1989年大阪大学理学博士取得。1991年京都産業大学理学部講師。京都産業大学理学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- 彼女はもう死んでいるのに!特別編~昼の…