内容説明
無理しない!がんばりすぎない!ベテランケースワーカーが教える受給マニュアル。
目次
生活保護は身近にある権利です
第1部 生活保護の基礎知識(保護要件さえあれば、誰でも簡単に受けられる生活保護;生活保護制度のあらまし;保護者の義務)
第2部 生活保護を上手に活用しよう!(知って得する「一時扶助」;保護者の子どもの教育;生活保護と介護保険制度;障がい者「問題」と生活保護)
第3部 ケースワーカーからのアドバイス(ケースワーカーとうまくつき合いましょう;お金のかからない余暇の過ごし方;「現役保護者」との対談)
私自身のこと
著者等紹介
外場あたる[ソトバアタル]
1959年、関西の大都市圏の下町、貧困家庭で二人兄弟の末子として出生。中学三年生のとき父を病気で亡くし、少ない貯蓄も尽き、死別母子家庭として高校卒業まで生活保護受給。1981年、神戸市職員として採用。生活保護のケースワーカーとして二〇年間、児童相談所のケースワーカーとして一〇年間、主に福祉職場で勤務。2020年、神戸市を退職し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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香菜子(かなこ・Kanako)
18
困ったら迷わず活用 さあ、生活保護を受けましょう!。外場 あたる先生の著書。生活保護を受給するのは立派な権利。恥ずかしくなんてない。正々堂々と自信満々に受給していいはず。でも外場 あたる先生のようなベテラン・ケースワーカーから生活保護受給テクニックを学ばないと簡単には生活保護が受給できないこと自体が大問題。外場 あたる先生のようなベテラン・ケースワーカーのお力を借りなくてもだれでも簡単に生活保護が受給できるようであるべき。2022/01/13
kaz
2
生活保護の概要を理解するには十分だが、高齢者の生活困窮の問題対応という視点で読むには、少し物足りない。要介護者の問題については、おそらく介護保険関係の類書の方がわかりやすいように思う。図書館の内容紹介は『生活保護は正当な権利であり、何ら恥ずべきではない。ベテランケースワーカーが、生活保護の基礎知識を解説するとともに、その上手な活用のしかたをわかりやすく紹介。ケースワーカーとのつき合い方にも触れる』。 2022/09/21
Tomo
0
福祉の現場で働いていた人が書いた本。元ケースワーカーで元生活保護利用者だそうです。法律は変わらなくても、運用は時代と共に変化している生活保護について、広くわかる本でした。2023/05/21
あさどりもも
0
社会福祉士の試験のために。生活保護の流れを優しい表現で説明してくれるので、とっかかりには良いかも。2022/03/09