出版社内容情報
アガサの住む村に若い副牧師が赴任してきた。これが見目麗しいイケメンとあって、日曜の教会には女性たちが殺到。アガサはその副牧師からじきじきにディナーへ招かれ有頂天。ところがちらほらと彼の「裏の顔」が覗き始め……?
内容説明
修道院から元夫が行方をくらましたことが判明した。もしかしたらアガサと離婚した理由も嘘だったのかも?すっかり男性というものに失望したアガサは、村に若い副牧師が赴任してきたというのに珍しく無関心でいた。いっぽうで天使のようなイケメンの副牧師を村の女性たちが放っておくわけがなく、日曜の教会は超満員に。そんな副牧師からじきじきにディナーへ招かれたアガサはすっかり自尊心をくすぐられ、いつもの調子を取り戻した。しかしお酒が進むにつれて、聖職者らしからぬ彼の腹黒さが見え隠れするように。そして翌朝、牧師館の書斎で彼が遺体となって発見され…!?
著者等紹介
ビートン,M・C.[ビートン,MC.] [Beaton,M.C.]
1936年スコットランド、グラスゴー生まれ。書店員、ライター、秘書などの仕事を経験したのち結婚し、アメリカへ渡る。編集者である夫の勧めで筆を執り、マリオン・チェズニー名義でロマンス作家としてデビュー。以降、100冊以上のヒストリカル・ロマンスを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aoringo
79
アガサレーズンシリーズ13作目。初版だけど誤植が多いのが気になった...それにしてもジョンとは噛みあわないなあ。見かけがよければ誰でも良いわけではないということか。今回は素人探偵以外でも婦人会での活動などで生き生きしているアガサが見られた。ひょっとしてまだロンドンで仕事を現役で頑張っていたほうが良かったのでは?などと思ってしまった。あと作者が80代半ばの方だと知りびっくり!2022/06/30
み
29
さくさくと♪アガサがアガサらしい作品でした(^^)ジェームスのことなんて忘れちゃえ!次作のお隣さんは、どんな方でしょ?楽しみです。2020/01/19
ごへいもち
22
一気読み。お金があるっていいなぁ2019/12/19
rokoroko
21
再読なのに未登録。美容院にいって「短くしてください」と言ったら表紙のような髪型になったので記念に再読。50代仕事ができる女性のアガサ。お隣の男性も魅力的だが小さな村の新しい副牧師はとても美しい。ついふらふらとなったが殺されてしまう。解決に乗り出すアガサ。頑張れ頑張れ。ミステリとしては薄味かもしれないけどアガサに肩入れして彼女のこれからも知りたいな2021/03/06
星落秋風五丈原
19
元夫は相変わらず行方知れずだしチャールズは離婚したいと思えどもできないし作家も結局去っていく。唇に毛が生えた描写が数回でてくるが実写でも再現したんだろうか。2022/08/16
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- 和書
- 阿寒に果つ 扶桑社文庫