出版社内容情報
インタビューは『修羅の家』で衝撃を与えた我孫子武丸、超新星・阿津川辰海の二本立て。そして、こんな時だからがっつり読みたい、研究会みずからセレクトした迷いなしの「ガチ推し本」特集! 毎年話題の国内・海外「本格」ランキングも激動の予感!
内容説明
本格「新世代」台頭!ランキング戦国時代来たる!
目次
2020国内本格ミステリ・ランキング
国内本格ミステリ2020MY BEST 5 全アンケート回答
「国内本格」座談会 沈鬱な空気も吹き飛ばす傑作が目白押し
正統派にして変化球の『ナイブズ・アウト』2020年の映像本格
化け猫に始まり、シュレディンガーの猫に終わるライトノベル・ミステリ徒競走
野間美由紀追悼と、『C.M.B.』の完結とミステリコミック事情2020
interview MAN OF THE YEAR 2020 我孫子武丸
特集 今だから読んでみたい間違いなしの「推し」作品10テーマ×10タイトル
interview 注目の気鋭2020 阿津川辰海
今後が楽しみな新シリーズが続々と登場 歴史・時代ミステリ2020〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
122
『このミス』と本書の2つは最近ランキングが似通ってきた。10位内に重複する作品が8作もある。やはり投票者が重なっていることと、もしくは投票者の多くが本格ミステリ好きが多いことがその要因のようだ。企画で興味深かったのが阿津川辰海氏のインタビュー。彼の作品の質が圧倒的な読書量に裏打ちされていることが判る内容となっている。コロナ禍という特殊状況での本書を読んで、このような企画本はその年その年の世相を映す鏡の役割を果たすのだと強く感じた。数年後読み返したときに平穏な生活の下でこの時を懐かしめるようになってほしい。2022/03/29
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
53
図書館で見かけて手にとった1冊。本書は、ミステリをランキング形式で国内は30位まで、海外は10位までを紹介。また、感染症を描く10作やシェルターミステリ10作など今だから読んでみたい「推し」作品10テーマ×10タイトルが興味深い。読みたい本がまた増えて読むスピードが追いつかない。ランクインした「あの子の殺人計画」「巴里マカロンの謎」は読んでみたい。「本ミス」は本格ミステリ作家クラブ主催で会員の作家のみが投票し、「このミス」は評論家や作家だけでなく一般読者も投票してベストを決定するという違いを初めて知った。2021/04/05
cinos
53
国内7/10、海外4/10でした。「推し」100と、座談会が楽しかったです。ミステリゲームを取り上げていますが、マーダーミステリーもとりあげてほしいです。2020/12/06
れっつ
38
そうか、「このミス」と「本ミス」があって、これが本ミスか…笑。図書館で見かけて、この手の本を初めて読んだ。ミステリ小説、私は全く詳しくないので、国内外のミステリをランキング形式で30位まで紹介されていて、今どき事情を垣間見られて有難し。読んだことがある本も数冊入っていてちょっと嬉しかった。いろんな人がいろんなテーマで本やランキング、事情や近況などを紹介しているなかで、装幀大賞選考座談会というのが面白かった。本に出会い手に取る基準として、装丁やタイトルはとても重要。装幀が不思議だと中身にも期待感が高まる。2021/01/13
山田太郎
30
グロいの嫌でイジメとか虐待とか気が乗らないのでとなると読むのなくなる気がするな。あとアニメ系というかそういう表紙もだめとなるとますます読むのがないような。殺人事件で明るいというのもないような気がするが、もう少しどうにかならないものかと。やたら大仰なランキング解説というかやたら了解済みのスタンスの解説だなと思った。当然のように言われてもよくわからないというか。お前の頭が悪いと言われそうだが。2020/12/28
-
- 和書
- 総理大臣宮沢喜一