地図で見るイスラエルハンドブック

アンセル，フレデリック【著】〈Ｅｎｃｅｌ，Ｆｒ´ｅｄ´ｅｒｉｃ〉/鳥取 絹子【訳】/ニコラ，アレクサンドル【地図製作】〈Ｎｉｃｏｌａｓ，Ａｌｅｘａｎｄｒｅ〉

原書房（2020/09発売）

• サイズ A5判／ページ数 176p／高さ 21cm
• 商品コード 9784562056972
• NDC分類 302.285
• Cコード C0098

出版社内容情報

「紛争地域の中心にある、複雑な国を理解する」…本書は、イスラエル地政学の専門家として知られる著者が、あらゆる側面からテーマとしてとりあげたレファレンスブック。100点におよぶ地図や最新の情報により、イスラエルの複雑性がよりいっそう理解できる。

目次

シオニズムからイスラエル国へ（聖書の時代―表現にみる領土；激動の時代　ほか）
人口と社会、そして政治（イスラエルとパレスチナ―人口上の局面；エルサレムについての表明　ほか）
エネルギーと経済問題（水―重要な中心問題；エネルギーとインフラ　ほか）
戦略と安全保障の局面（柵と壁、分離装置；ヨルダン川西岸地区での入植地ブロックのロジック　ほか）
外交の局面（イスラエルと国際連合；孤立という伝説　ほか）
付録

著者等紹介

アンセル，フレデリック［アンセル，フレデリック］ ［Ｅｎｃｅｌ，Ｆｒ´ｅｄ´ｅｒｉｃ］
パリ政治学院出身、地政学博士。パリ・スクール・オヴ・ビジネスの国際関係学教授。地政学フランス研究所（パリ第３大学）でセミナーを主催。パリ政治学院での講演も多く、地政学の専門誌「ヘロドトス」編集委員会のメンバーでもある。おもな著書に『アラブの春の地政学』（ＰＵＦ社、２０１５年、同年の地政学学会賞受賞）など多数

鳥取絹子［トットリキヌコ］
翻訳家、ジャーナリスト。著書・訳書多数

ニコラ，アレクサンドル［ニコラ，アレクサンドル］ ［Ｎｉｃｏｌａｓ，Ａｌｅｘａｎｄｒｅ］
カルトグラファーであり地理情報学者。オトルマン社のほかの「Ａｔｌａｓ」シリーズ（マフィアのアトラス、世界の保護地域のアトラス、山のアトラスなど）を数多く手がける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[美東]

９６頁　”柵と壁、分離装置　「道を歩くこの男に生きる権利があるのは、出会ったわたしにも同じように生きる権利があると彼が認めるときだ。しかし、もし彼にわたしを殺す意図があれば、わたしの考えでは、彼に存在する権利はいっさいない。」ゼエヴ・ジャポチンスキー

2020/11/23

[スプリント]

イスラエルはよくニュースになりますが国内の地理的な知識がなかったので勉強のために。

2020/10/17

[くらーく]

ガザ地区の事を知りたくて図書館で借りてきた。どうして、飛び地なんだろうねえと思ってね。パレスチナ人とユダヤ人が同居する地なのだから、少しでも問題が起きにくいように2分割にするだろうと、単純に思っていたのだが、p.24～25の分割案を見ると、後になればなるほど、筋が悪くなる。国連案なんか、最初から紛争を起こす前提としか思えないけど。ま、実際に起きちゃって、ガザが飛び地になってしまったのだねえ。 この辺は歴史的経緯も宗教もありで、何も知らない自分には想像もつかないけど、平穏になって欲しいよねえ。

2023/10/21

[石田理輝]

レファレンスブックとして非常に優秀。細かなデータが記載されている。

2023/02/11