出版社内容情報
古代ローマの祭儀、いけにえ、神殿、葬送儀礼、神々、精霊など1400におよぶ項目を網羅した画期的事典。ローマのみならず、古代ローマの宗教であるミトラ教、ドルイド教、ユダヤ教、キリスト教も視野に納めた決定版。用語解説、参考文献、索引も完備。
内容説明
古代ローマの宗教の本源にみごとな光をあてた名著!ローマ人と神々とのつながりの全貌を解き明かすに不可欠な神名・敬称・添え名・神殿・聖域・聖所・祝祭・祭事・神官・祭司・雑司の集成。
著者等紹介
アドキンズ,レスリー[アドキンズ,レスリー] [Adkins,Lesley]
考古学者、作家。関心の領域は、古代エジプトから古代ギリシア、古代ローマ
アドキンズ,ロイ・A.[アドキンズ,ロイA.] [Adkins,Roy A.]
考古学者、作家。関心の領域は、古代エジプトから古代ギリシア、古代ローマ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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本書は、古代ローマの国家的祭儀及びローマ人の民間信仰の背景をなす、豊かな宗教文化と彼らの精神生活の在りようを俯瞰できる画期的事典である。ローマで崇拝された神名やその祭祀に関わる神殿・聖域、祝祭行事、生け贄や葬送の儀礼、神官・司祭の名称と役割などが細微にわたって項目化されている。事典という性質上、個々の項目は簡潔に記載されているが、多彩な古代ローマ宗教全般についてここまで網羅した書籍は類例を見ない。単なる用語解説にとどまらず、参考文献一覧や巻末索引も充実しているので非常に便利である。2020/02/01