出版社内容情報
海から見た日本と東アジアの歴史。時代の政治の動きに重要な役割を演じた水軍に焦点を当て知られざる歴史の全容を生き生きと描く。下巻は文永・弘安の役から朝鮮へ出兵した文禄・慶長の役まで。
内容説明
蒙古襲来から戦国を経て鎖国へ。元寇、南北朝、倭寇、海賊大名、織田・毛利水軍、秀吉の朝鮮出兵。海と水軍の視点で読み解く興味津々の日本史像。付・水軍史関係年表。
目次
第7章 蒙古襲来と水軍
第8章 南北朝時代の水軍
第9章 室町時代の水軍
第10章 戦国時代の西国水軍
第11章 戦国時代の東国水軍
第12章 文禄・慶長の役と水軍
著者等紹介
佐藤和夫[サトウカズオ]
1932年(昭和7年)福島県白河市生まれ。1958年(昭和33年)早稲田大学文学部日本史学科卒業。1964年(昭和39年)同大学大学院文学研究科修士課程修了。1958年(昭和33年)~1993年(平成5年)私立中学・高校で教壇生活/青森県(東奥義塾)、東京都(京北高校)、横浜市(捜真女学校)。1991年(平成3年)第16回郷土史研究賞・特別優秀賞受賞(新人物往来社主催)。1993年(平成5年)研究生活に入る。軍事史学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
3
タイトル通りの内容。筆者はあとがきで、「広くて薄い」とか「入門書として」などと謙遜しているが、相当に内容は濃い。紙数に比べて扱う時代が広すぎるので、駆け足だったり言葉足らずになってるきらいはあるが、かなりマニアックな人にとっても読み応えは十分だと思う。2015/03/23
Go Extreme
2
蒙古襲来: 文永の役 弘安の役 竹崎季長と絵詞 戦後の体制 南北朝時代: 海賊禁圧 建武の中興ー元弘の変 名和長年と隠岐の水軍 鎌倉幕府滅亡ー鎌倉と伊予 尊氏の西走東上 湊川合戦ー七生報国 南朝水軍 伊予水軍の葛藤ー河野・忽那氏 村上水軍 室町時代: 倭寇 海賊大将軍 応仁の乱 戦国時代・西国: 警固衆 周妨海賊 厳島合戦 石山合戦ー織田・毛利 戦国時代・東国: 今用 武田 北条 三浦 里見 梶原 海賊禁止令ー海の刀狩り 文禄・慶長の役: 出兵の動機と準備 文禄の役 海戦 慶長の役 挑戦の役・水軍の評価2024/09/04
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