ライムブックス 眠り姫の気高き瞳に

クレイパス，リサ【著】〈Ｋｌｅｙｐａｓ，Ｌｉｓａ〉/琴葉 かいら【訳】

原書房（2011/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 479p／高さ 15cm
• 商品コード 9784562044184
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

19世紀ロシア。貴族令嬢タシアは、身に覚えのない殺人罪で処刑される前夜、命懸けで脱獄。ロンドンへ亡命し、侯爵ルークに身分や名前を偽って家庭教師として雇われた。素性はわからないが美しく気品にあふれるタシアに、ルークは……

内容説明

１９世紀サンクトペテルブルク。ロシアの貴族令嬢タシアは、婚約者殺害の罪で投獄された。事件の記憶を失っていたものの、全ての状況がタシアの犯行を示唆していたのだ。死刑を恐れたタシアは、密かに用意した毒薬を飲み、仮死状態のまま棺に収まって脱獄。計画通りに眠りから目覚めると、ロンドンへと亡命を果たした。素性を隠し、家庭教師として雇われた先は裕福なストークハースト候爵家。慣れない使用人暮らしに戸惑う深窓の令嬢タシアだったが、冷淡な侯爵ルークが使用人の暮らしにまで心を砕いていると知り、心打たれる。一方、９年前に妻を亡くしたルークにとっては愛娘だけが心の支え。謎めいた異国の女性に娘を任せるのは不安だったが、気品と威厳にあふれるこの美しい家庭教師を前にすると、なぜか心がざわめいて…。帝政ロシアとロンドンを舞台に描く、壮大なシリーズがついに開幕。

著者等紹介

クレイパス，リサ［クレイパス，リサ］［Ｋｌｅｙｐａｓ，Ｌｉｓａ］
これまでに多数のロマンスを執筆し、１２カ国語に翻訳されている。１９８５年にミス・マサチューセッツに選ばれ、アトランティックシティで開かれたミス・アメリカ・コンテストにも出場した。ウェルズリー・カレッジで政治学を専攻したあと、２１歳で処女作を出版。作品は「ニューヨーク・タイムズ」、「ＵＳＡトゥデイ」、「パブリッシャーズ・ウイークリー」などのベストセラー・リストの常連である（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ち～]

殺人罪で投獄されたロシア貴族のタシアが驚きの方法で脱獄、イギリスへ逃亡する、なんていう度肝を抜かれるシーンでスタート。火事により、最愛の妻と左手を失ったイギリス貴族ルークのもとで、娘の家庭教師として住むことになる。ずっと妻を忘れず、娘を愛するルークに好印象（な反面、いい人すぎて面白みは弱いかも？）。幸せもつかの間、再びタシアに忍び寄る危機。タシアを取り戻すため、ロシアに一直線のルークがカッコよかった！所々に挟まれる、癇癪持ちのルークと強情なタシアのケンカがおもしろかった。エマとニコラス…うーん、気になる。

2017/03/11

[イヴ＠乗馬に夢中]

Stokehurst Family.ヒロインのロシア貴族令嬢18歳タシアは、婚約者のミハイル殺しの容疑をかけられ、脱獄してロシアからイギリスへ。彼女を娘の家庭教師としてしぶしぶながらも雇ったのは、火事で妻を失い、自身も鉤手となった３４歳ルーカス。お互いが暗い影から光を見つける、まさにリサクレロマンス！一気読み。 タシアが出ていこうとするとき、家政婦、娘エマ、みんなで演技してルーカスの元へ送る時は笑ってしまった。特にストレスなく、ラストに次作のヒーロが出てくるけど意外といい人、本当に幸せな気持ちになった。

2018/05/15

[たまきら]

ロマンス小説読み始めの頃、手に取ったな…と再読して思い出しました。ロシアについてすごくよく調べて会って面白い。謎めいた美女に夢中になる隻腕の強面男子といい、ほの暗いところがあるロマンスです。悪人なのか善人なのか？と読者も心配になるような登場人物ばかり（ロシアの気質の違いがすごく上手に表現されていると思います）。そんななか清涼剤のような娘さんの吹き出すようなエピソードでお話は終わります。そして続きは当然娘さん。当然お相手はあの困ったさん。久々に読もうかな！

2016/07/13

[rokoroko]

２０１１年２０１７年読むたび感想が面白くない。なんでだろう？導入の事件が悲惨。ヒロインが危機から逃れるすべが悲惨。自分で生きる道を見つけてない。逃亡者なのに捕まった後もあっけない。所有のクレイパス作品の中で一番きれいさを保っている。でも図書館休みだから次作読もう・・

2020/04/10

[rokoroko]

無実の罪で自国から逃れたタシアと妻を火事で失った親子。やっぱりこの話面白くないわと確認どうしてだろ？

2017/11/10