内容説明
ニューイングランドの海沿いの街。政治家だった夫の殺人容疑で、周囲から白眼視されながら暮らす“呪われた未亡人”、サンドラ。童話作家でもある彼女は、海が望める小高い丘の古い家屋に住んでいたが、その家を売却して他の土地へ移り住む決意をする。彼女の「過去」を誰も知らない街へ。しかし、家を売却するには、修理が必要だった。サンドラが依頼した建築業者は、ハーバーに繋留したクルーザーで船上生活をするマイク。彼は古い家屋修復のエキスパートだった。マイクは修復作業をしながらも、サンドラの夫の死について疑問を持ち、調査を始める。孤独にさいなまれたサンドラに強く惹かれるマイク。それはサンドラも同じだった。サンドラの夫の死の真相は?強く惹かれ合う2人の行く末は?『ずっとあなたが』に続く、コンテンポラリー・ロマンスの感動作。
著者等紹介
ウィッグス,スーザン[ウィッグス,スーザン][Wiggs,Susan]
ハーバード大学卒業。元教師。ベストセラーとなったヒストリカル・ロマンス『炎の誓約』『孤島の囚人』の作者。ロマンス小説の専門誌『ロマンティック・タイムズ』のキャリア・アチーヴメント賞を受賞。RITA賞(米国ロマンス作家協会賞)では、ベスト・ヒストリカル・ロマンス賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mum0031
2
児童書作家で呪われた未亡人のサンドラと、離婚で全てを失った建築家マイク。 自動車事故で夫を失ったサンドラは、義理の両親や地元住民に、夫殺しの嫌疑をかけられ隠遁生活を1年送って来た。 土地を離れる為、自宅を修復して処分しようと、マイクを雇う。 亡き夫ヴィクターの、性癖を守る必要は無いし、事故直前のあおり運転の状況を、隠す必要は全く無かった‥吃音だし、私可哀想でしょ?感出し過ぎ!! 再読は無い!2019/02/24
akiyuki_1717
1
自分の運転する車の事故で夫を亡くし、保険金殺人の容疑をかけられるヒロイン。町中でヒロインを悪人と決めつけ、義父母には金目当てと訴えられる。しかし結婚して一年と少しで、選挙のための借金があることは義父母だって知ってるはずで、証拠を提示さえすれば晴れる容疑はいくらもあるのに、やたらと悲観的なヒロイン。ヒーローにたいしてだけ強気に発言するのも不可解。ヒーローの元妻ももっと絡んでくるのかと思えばそうでもなく、どのエピソードも中途半端で、読み終わってもすっきりしないままでした。2024/06/26
星が原ルビ猫
1
ミステリーだとおもったけどその面は今ひとつ。でも、主人公が10リストをつくるのを日記にしてて、それは面白かった。2008/12/03
早川珠生
0
面白かった ラストのどんでん返しがまた何とも…でした!2011/12/26
きんとと おまんじゅう
0
面白かった。好きですこういう作品。 最後にどんでん返しがあります。まさか、その結末とは…(笑) ヒーローの元妻との間の長女の複雑な気持ち、それを理解してあげるヒロイン(女性同士だから理解しあえることもある内容)に心打たれました。よかったです。2011/11/17